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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百三十六話
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ままでも一夏お姉ちゃん可愛いじゃん!」

「どうでしょう…。私はもう少し見たかったですけど…」

「んー……でもお兄ちゃんの『とろがお』が見れないのはなー…」

束の胸の中で一夏がぷるぷると震えだした。

毛で覆われていない人間としての耳が、赤くなる。

「ぁぅぁぅぁぅぁぅ……」

「そんなにいっ君に意地悪しないの。
さっきさんざんやったでしょ?」

「だってお兄ちゃん見てると意地悪したくなるんだもん!」

「やめたげてよ……」

結局、アルシャーヴィン姉妹が帰る時間になるまで一夏は束に抱きついたままだった。

とは言え、二人が帰る時にはちゃんとしているのだが。

「じゃあね、一夏お兄さん」

「明日は朝からお祭りですね」

「おう……そうだな」

一夏は顔を赤くしたまま答えた。

「では私が二人を送っていこう。そのまま帰るが、いいな?」

箒がそう言って玄関を出る。

「ああ、そうしてくれ」

一夏は鬱陶しそうに言った。

「なんだまだ拗ねてるのか」

「拗ねてにゃい!」

フー! と毛を逆立てる姿は拗ねた仔猫そのものだ。

「ではな、一夏」

箒はエレンとリムを連れて、織斑家を後にするのだった。












シルヴヴァインのオフィスの前で、箒は二人にある写真を渡した。

正確には写真ではないのだが、世間一般では写真と呼ばれる物だ。

そこに写っていたのは……。

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