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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百三十六話
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リムを黙らせた。
散々喉やら耳やら尻尾を弄られていた腹いせなのかも知れない。
一夏が唇を離すと、ツゥッと銀の橋が架かった。
「さーて、次はお前だぞ円香」
一夏は円香の腕の中で器用に体を回した。
不意討ちで円香の唇を奪い、歯茎に舌を這わせ、舌を吸っては絡ませる。
20ヒットくらいさせた後で、漸くキスをやめた。
「ほぇー……んむっ!?」
横でジッと眺めていたエレンの唇を優しく、情熱的に、艶かしく奪う。
先のエレンより激しく、それでいて慈しむようなキスだ。
エレンの目がトロンとした辺りで、一夏が唇を離した。
ソレ以上やると、キスでは済まないからだ。
「ふぅ……。お前ら、一方的に責められる気分はどうだ?」
「「「…………」」」
「コレに懲りたらもう俺の耳とか尻尾とかを勝手に触らないこと。
言えばちゃんと触らせてやるから」
しかし、一夏の目論見は破られた。
「みゅっ!?」
リムにキスを落とされたからだ。
「気持ちよかったです、もっとしてください」
一度唇を話していうと、再び一夏の舌を巻き取り始めた。
「私も私も!」
「妹だけど関係ないよね!」
対する一夏はと言えば…
(せっ、性の喜びを知りやがって!)
「おー。やっぱり墓穴を掘ったか」
「呑気すぎない箒ちゃん?」
「ん? 予定通りだろう?」
「予定より早いよ。サブリミナルとかそんなのまだ一回もやってなくてコレだよ?」
「いいではないか」
「もういいや…」
「ふみゅっ!? ちょっ! やめっ!
どうにかしろ箒!」
一夏からのヘルプは当然却下された。
「よかったじゃないか一夏。ロリハーレムだぞ」
「よかねぇっはみゅ……!?」
話している合間にも円香に唇を奪われ、黙らされた。
「んー! む━━━!」
「ほー。キスで黙らせるとは…。
やるなリム」
「箒ちゃん、感心してる場合?」
「感心する他あるまい」
「キスで黙らせるの教えたの絶対箒ちゃんでしょ」
束は疑問符を付けずに言った。
「ああ、そうなるな。だが黙らせたくてキスしたのではなくメイド服の一夏に我慢出来なかったという事を忘れないで欲しい」
「そっちの方が悪くない?」
「………………………」
箒は一夏達の方へ視線を向けたまま黙り込んだ。
「はみゅぅっ!?━━━━━━━━!」
激しすぎず、かつ主導権を握るキスを強いられる一夏は疲れていた。
その証拠に全身から力が抜けている。
円香と向き合ったまま体を預けている。
「お兄ちゃん。わたしも。はむ……」
「ん……ちゅ……ちゅぴ……」
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