第九章
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「早く新宿に行かないと」
「ああ、そうしないとな」
「あそこにいる人達に犠牲が出るな」
「そうなるね、じゃあ今からね」
宝生も言うのだった。
「新宿に行こう」
「そうしよう、どっちにしてもね」
ニコも言ってだ、そしてだった。
宝生達も新宿に向かった、その新宿にだった。
双方のライダー達が同時に遭遇した、既に全員変身出来る者はしておりエグゼイドはゴーストと鉢合わせをして言った。
「あっ、君とは前に」
「お会いしましたね」
「うん、久し振りだね」
「お元気そうで何よりです」
まずはこう話をしたのだった。
「他の方々もおられて」
「うん、この通りね」
「そしてだな」
レーサーはゲンムの姿を認めてこう言った。
「やっぱり生きていたな」
「そうだ、私は不死身だ！」
ゲンムは誇らしげに胸を張って言い切った。
「この檀黎斗はな！」
「そもそも誰もあんたが簡単に死ぬとか思ってないわよ」
ニコもこう言った、尚明日那は今はサポート役に専念する為に変身せずにナース姿のままでそこにいる。
「全然ね」
「そうか、私のことをわかっているか」
「わかっているも何も」
それこそと言うニコだった。
「一体あんたこれまでどれだけ騒動を起こしてきたか」
「だからというのか」
「皆あんたのことをよくわかっていてね」
それでというのだ。
「あんた自身のこともね」
「わかっていたのか」
「そうよ、だからあんたが死んだとかね」
「思っていなかったか」
「誰もね」
「そうだったのか」
「それでこのバグスター達だけれど」
ニコはゲンムにあらためて問うた。
「違うでしょ」
「だから私も戦いに来たのだ」
「俺達と一緒にな」
「共闘することになった」
スペクターとネクロムが言ってきた。
「今は仲間だ」
「このことは俺達が保障する」
「ならいいがな」
ブレイブは二人のライダー達の言葉を聞いてまずはゲンムが今は敵でないことを理解してそのうえで頷いた。
「そいつが敵でないならな」
「もう君達と戦う理由も意志もない」
ゲンムはブレイブにも応えて言ってきた。
「一切な」
「先日の脱走騒ぎでか」
「全ては終わったのだ」
彼等と戦う理由はなくなった、そして意志も消えたというのだ。
「私の新たなそれも強力な敵も出来たしな」
「敵、それは誰だ」
今度はスナイプが言ってきた。
「この新宿でバグスター達を出してきた奴だ」
「その通りだ」
ゲンムははっきりと答えた。
「それが今の私の、そして君達の敵にもなる」
「敵？」
「そうだ、敵だ」
まさにとだ、ゲンムはスナイプに話した。
「私達仮面ライダーのな」
「おい、その話詳しく聞かせてもらおうか」
是非にとだ、レー
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