第八章
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「おのおの方、事件ですぞ!」
「事件?何が出たのよ」
「新宿の方にバグスターの大群が出たとのことです!」
こうアカリに答えた。
「これは由々しきことですぞ!」
「バグスターってまさか」
「言っておくが私は一切関係がない」
檀はアカリが言う前に自分から言った。
「今回のことにはな」
「それはわかるわよ、あんたも今知ったっていう顔だしね」
「遠隔操作で出すことも出来るが」
その新宿の方にだ。
「今回は本当に全く知らない」
「それじゃあ間違いなくね」
「スサノオの仕業だな」
「そうなるわ、私達は一回あいつと戦っているけれど」
「今回もだな」
「戦うことになるわ、じゃあタケル」
アカリはここで天空寺に顔を向けて声をかけた。
「今からね」
「うん、すぐに行こう」
「新宿の方に」
「全員で行きますぞ!」
御成は仲間達全員に告げた。
「当然檀殿もです!」
「私も仮面ライダーだからだな」
「左様、過去のことは確かに気になりますが」
それでもとだ、御成は状況を考えて檀に言ったのだ。
「今はそのお力を借りたいのです」
「それでいいのだな」
「はい、宜しくお願いします」
「わかった、私もスサノオをこの目で見たい」
好奇心、この感情からの言葉だった。
「では行こう」
「急ぎますぞ!」
御成が一番急いでそうしてだった、天空寺達は仙人を留守番に残してそうして出発した。仙人は彼等が行くと一人になったのをいいことにして今度は酒を飲みはじめた。ユルセンもいないのでやりたい放題だ。いる時もそうしているがそれでもだった。
新宿のことは宝生達も聞いていた、それで院長はすぐに彼等に言った。
「明日那君もニコちゃんもね」
「はい、私達もですね」
「一緒によね」
「新宿に向かってくれ」
こう一同に言うのだった。
「そしてバグスター達を倒してだ」
「はい、新宿にいる人達の安全を守ります」
是非にとだ、宝生が答えてそうしてだった。
彼等も新宿に向かった、この時九条はその眉を少し顰めさせてそうしてこうしたことを言ったのだった。
「まさかあいつがな」
「本当にまだ生きていてな」
「出してきたか」
鏡と花家もこう考えていた。
「そう考えるのが妥当か」
「やはりな」
「ううん、何かね」
だがここで明日那が首を傾げさせてだった。一旦ゲームの世界に戻ってそこから出て来てから言ってきた。
「黎斗が動いた気配ないわよ」
「ないのか」
「あいつが動いたそれは」
「ええ、生きていたみたいだけれど」
このことはゲームの世界で感じ取った、だがそれでもというのだ。
「それでもね」
「あいつが仕掛けたことはか」
「違うか」
「ええ、そうみたいなのよ」
こう鏡と花家に話した。
「
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