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勇者のメイド
教育
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ます。

何なりと質問して下さい」ロッテさんは言った。

「何故ロッテさんのメイド服と私のメイド服は違うのですか?

このメイド服はメイドの正装、メイドは皆私と同じ恰好ではないのですか?」と私。

「私の恰好を決めたのは国王様です。

私は国王様付きのメイドです。

私の行動、恰好、生殺与奪を決めるのは国王様です。

カオル、あなたは勇者様付きのメイドです。

カオルの行動、恰好、生殺与奪を決めるのは勇者様です。

大袈裟な事を言うと『カオルは裸で過ごすべきだ』と勇者様が言ったとしたらカオル、あなたは裸で過ごさなくてはなりません。

今のカオルの恰好は勇者様に指示されるまでの仮の恰好です」

「裸で過ごす・・・ですか」

「脅してしまってごめんなさい。

勇者様はもとは女性との事。

そんな無茶な恰好はさせないでしょう。

王族の中にはお付のメイドを裸で過ごさせる好色な方も確かにいらっしゃいます。

ただそんな方は間違えても勇者様にはなれないでしょう。

カオルはそんな事は心配しなくても良いでしょう」ロッテさんは笑いながら言った。

勇者様が「この恰好のほうが絶対可愛い!」とノリノリで私にミニスカートをはかせる事になるがそれは別の話。



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