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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica20-Bインターミドルの猛者〜Kaiser vs Fight's God〜
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♪」
「ひゃっ・・・!?」
またグイっと左腕を引かれた私は、ルミナさんの頭上にまで引っ張り上げられて宙で逆さまな状態となってしまった。とここで、パッと私の手が解放され、逆さまのままリングの床へと落下することに。
「さ、巧く防御するように・・・!」
落下途中の私へと繰り出されるルミナさんの右拳正打。何もしなければ右脇への直撃を許してしまうことになる。それだけは何としても防がないと、高確率で1発撃墜・・・。ルミナさんと向き合うように腰を捻って、両腕をクロスさせて防御姿勢に入る。ほぼ同時にルミナさんの拳を受け、私は「ぐぅ・・・!」リング外にまで殴り飛ばされてしまった。
「おっと。大丈夫?」
私を抱き止めてくれたのはシャルさん。私は「大丈夫です、ありがとうございます」とお礼を述べ、ルミナさんの待つリングへと再び上がる。ルミナさんは「少し休む?」と聞いてきましたが、私は首を横に振って断った。
(今の一撃。ルミナさんは何の強化もしていなかった。なのに・・・)
まともに受けた左腕が痺れて動かしづらい。クラッシュエミュレートでは打撲判定となっているようで、『ティオ。防御に専念してください』と、私の相棒である“ティオ”にお願いする。ルミナさんは強化なしで、私を一撃で墜とせるだけの攻撃力を持っています。ならこちらも一撃で墜とせるだけ打撃力を強化すれば、と考えましたが・・・。
(短期決戦はこちらのデメリットの方が多すぎる・・・)
戦技の錬度において私は、ルミナさんにとって正しく生まれたてのひな鳥。いえ、路傍の小石程度でしょう。自分でそう評してしまうほど、ルミナさんは途轍もなくすごい方だということです。
「すぅ・・・はぁ・・・。お願いします!」
「ヤー。もっと見せてみてよ、覇王流」
「もちろんです! 覇王・・・空破断(仮)!」
空気を押し出すように掌を振るい、衝撃波を飛ばす。(仮)が付いているのは、断空拳とは違い未だに完成の域にたどり着いていない戦技だから。威力もさほど無いですが、けん制としては使える。ルミナさんは避けずに、真っ向から右拳打による打撃で完璧に迎撃しました。その間にルミナさんの右側へと移動し・・・
「覇王・・・!」
断空拳を打つべく力を練り上げようとした時、「弱点突き〜♪」と私に足払いを掛けてきた。ガクッと体勢を崩される。足払いを掛けられた足を床に着こうとするより早く、軸足もまた足払いを掛けられてしまい、体が宙に浮いてしまった。
「ひゃう!?」
股下に左腕を突っ込まれたことで思わず変な声を出してしまい、右腕は私の胸倉を掴んできました。これは「投げ技・・・!?」で、担ぎ上げられたことで視界が反転して、そのまま受身も取れずに背中から床に叩き付けられた。
「かは
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