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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第42話 目覚める悪魔!イッセーVSグルメ細胞
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か』
「貴様、ドライグをよくも……!!」
『フン……』


 俺は鬼に向けて拳を構えた。長年一緒に戦ってきたドライグにこんなことをしやがった奴を許す事はできなかった俺は強い殺気を鬼に飛ばす、だが鬼は俺の殺気など興味無さそうに涼しい顔で受けてため息をついた。


『弱い、弱すぎるな……こんな奴が俺の宿主だと思うと反吐が出そうだ』
「俺が弱い……だと?」
『そうだ、お前は弱い。自分の体の潜在能力を半分も使いこなせていないからな』
「何を言っている、俺はジュエルミートを始めとした多くのグルメ食材を食ってきたんだ。体だって進化しているんだぞ」
『それを使いこなせていないと言っているんだ。その証拠を見せてやろう』


 鬼はそう言うと俺の体に凄まじい衝撃が走り、その場から大きく吹き飛ばされてしまった。


「な、何が……」


 胸の辺りを見てみると拳のような跡が付いており、俺は自分が今殴られたことを理解した。


「全然見えなかったぞ、一体奴はどれだけの速さで……!?」


 殺気を感じた俺は咄嗟にその場から飛びのいた、するとそこに鬼の足が振り下ろされて地面にヒビを入れた。


『遅い』
「がはっ!?」


 鬼は立ち上がろうとした俺の顎を蹴り上げた、そして体勢の崩れた俺の脇腹に鋭い三日月蹴りを放ってきた。
 俺は咄嗟にそれを腕でガードするが腕が赤黒く晴れ上がり激痛が走る。


「くっ、来い!『赤龍帝の鎧』!」


 俺は禁手を行い体に赤い鎧を纏った。ここは所謂精神世界のようなモノだから発動できるか不安だったが問題は無い様だ。


(こいつはマジで強い、不殺とか何だと考えていれば間違いなく殺される。だったら最初から全力で行くぞ!)


 俺は腕に力を込めて鬼に目掛けて突撃していく、それに対し鬼は防御する様子も見せずに仁王立ちをしていた。


「喰らえ、10釘パンチ!!」


 鬼の腹に俺の全力を込めた釘パンチを放つ。鬼はそれを受けて少しも体制を崩す事もなく衝撃を全て受け切った。


「馬鹿な……!?」


 自身が放てる最高の技を、こうも涼しい表情で受け切られた現実に俺は驚愕してしまった。


 呆ける俺の顔面に鬼の鋭い一撃が入った、鎧の顔の部分が破壊されて顔が露わになる。そこに膝蹴りを顎に喰らって俺の体が宙に舞い上がりそこに鬼の回し蹴りが追撃で放たれた。
 宙を吹き飛ぶ俺に鬼は容易に追いつき、まるで遊ぶように俺に体に打撃を放ってくる。一撃一撃がコカビエルよりも重く次第に鎧が破壊されていき、等々俺の体が全て見えるくらいまで破壊されてしまった。
 そして俺の足をつかんだ鬼は、トドメといわんばかりに勢いをつけて俺を地面に叩きつけた。



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