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翠碧色の虹
第三十二幕:不思議ふしぎの虹
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七夏「そうなの?」
時崎「大きく分けて乾電池には、アルカリとマンガンがあって、針が動く時計にはマンガンが適しているんだよ」
七夏「あ、アルカリ乾電池は、よくお世話になってます☆ アルカリ乾電池の方が長持ちするって聞いてます☆」
時崎「確かに、アルカリの方が長持ちするけど、アルカリ乾電池を針が動く時計に使っても、マンガン乾電池とそれほど差が無いんだよ」
七夏「そうなんだ・・・懐中電灯にはどっちがいいのかな?」
時崎「懐中電灯にはアルカリだね!」
七夏「えっと、判断の方法が分からないです」
時崎「基本的にマンガンは針で動く時計や、リモコン専門と考えておけばいいよ。それ以外はアルカリで大丈夫」
七夏「りもこん・・・テレビの番組を変える時のかな?」
時崎「そう! それそれ!」
七夏「くすっ☆ なるほど☆」
時崎「まあ、分からなかったら、いつでも訊いてもらっていいから!」
七夏「はい☆ 頼りにしてます☆」
時崎「時計と懐中電灯なら、マンガンとアルカリをそれぞれ買えば良いのだけど、それだったらアルカリ4本セットで良いと思う」
七夏「え!? 時計にはマンガン乾電池じゃなくてもいいの?」
時崎「アルカリでも時計には使えるからね。今、必要な本数と、お値段を考えると、アルカリ4本セットがいいと思う」
七夏「アルカリとマンガンの両方を買っておいても良い気がしますけど」
時崎「そうだけど、乾電池は使わなくても自然放電されてゆくから、必要な時に買うのがよいと思う」
七夏「自然放電?」
時崎「電池を見ると、推奨使用期限が記されているよ」
七夏「本当です! これって、食材の消費期限みたいな事かな?」
時崎「まあ、そうなるね。だから乾電池はあまり買い貯めしない方がいいと思うよ」
七夏「なるほど☆ よく分かりました☆」
時崎「それに、七夏ちゃん、明日の為に、お小遣いを少しでも節約しないとね!」
七夏「くすっ☆ そうでした☆ それじゃ、私、これを買ってきます☆」
時崎「ああ!」

電気店で俺と七夏ちゃんの用事を済ませた。無事、無線ネットワーク機器も見つかって良かった。後は凪咲さんからの「おつかい」だけだけど・・・。

時崎「七夏ちゃん!」
七夏「え!?」

俺は店内喫茶店で、ココアを見かけたので、それを指差す。

七夏「柚樹さん、喉が渇きました? ごめんなさい。気がつけなくて」
時崎「それもあるんだけど、七夏ちゃん、喉渇いてないかなと思ったのと、これ!」
七夏「あ♪ ココアです♪」

七夏ちゃんは俺の指差したココアに気付いたようだ。

時崎「少し、休憩しよう!」
七夏「くすっ☆ はい♪」

今日は、主にお買い物だけでのお出掛けだけど、荷物が増える前に、少しのんびりとできる時間も必要だと思う。

時崎「七
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