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第三帝国崩壊後のランプ
南米にて
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党のカメラートが相手であろうと容赦はせんよ」

 迷いなくそう言い切って酷薄に微笑むランプに、カウフマンは戦慄した。

「どうして、そこまで……」
「わからんか。だがな、君とて結婚して子どもができたら、多少はわしの気持ちがわかるようになるだろう。ましてや子が残酷に殺されればわしと同じ復讐鬼になるに違いない」

 断定的にランプはそう言い切った。このときカウフマンはまったく理解できなかったが、21年後、たしかに同じような状態になってしまうのである。
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