第十幕その十一
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「華やかな舞台だったね」
「まさにベルサイユの薔薇」
「豪華絢爛な舞台だったよ」
「お金を節約していたっていうのに」
「それでも」
「やっぱりあれだね、お花を使うとね」
例えそれが造花でもというのです。
「それだけでね」
「華やかになるのね」
「それだけで」
「特に薔薇を使えば」
「そうなるのね」
「そうだね」
先生はまた皆に答えました。
「ああした風にね」
「まさに先生のアドバイスのお陰ね」
「今回にしても」
「本当にそうね」
動物の皆は先生にこぞって言いました。
「こうした時って本当にね」
「先生の知恵って生きるわね」
「学問や芸術のことは」
「本当にそうね」
「僕は絵画や演劇は自分ではしないけれどね」
先生ご自身ではないです、確かに。
「けれどそれでもだね」
「うん、先生って芸術にも詳しいじゃない
「学問のことなら何でも」
「それが芸術にも生きるから」
「だからいいんだと思うわ」
「そうなんだね、僕自身は意識していなくても」
実際に先生ご自身は芸術のセンスがあるとは思っていません、とはいっても実はこちらは普通に出来ます。スポーツとは違って。
「それでもね」
「学問が生きるのよ」
「芸術についてもね」
「とにかく先生はあらゆる学問に通じているから」
「文系でも理系でもね」
医学だけでなく本当に様々な学問に通じています、それが先生です。
そしてその学問の知識がなのです。
「芸術関係のアドバイスにもなっていて」
「それでいいのよ」
「だからこの舞台でもお花を使うことを出せて」
「成功させられたのよ」
「そうなんだね、そう思うと」
本当にという先生でした。
「僕はこれからも学問をしていくべきだね」
「それが人の助けにもなるから」
「自分も学問をしていて楽しいから」
「だからだね」
「うん、本当にね」
こう皆に答えるのでした。
「そう思ったよ」
「それじゃあね」
「これからも学問頑張ってね」
「どんどんね」
「そうしていってね」
「そうさせてもらうよ、さて」
舞台のカーテンコールを観つつです、先生はまた皆に言いました。
「これで舞台も終わったし」
「うん、カーテンコールも終わったら」
「そうしたらね」
「お家に帰ろうね」
そうしようというのです。
「その後でね」
「そうそう、カーテンコールまではね」
「劇場にいないとね」
「その最後まで観てね」
「帰るものよね」
「そうだよ、素晴らしいものを観せてもらったら」
その時はというのです。
「そのお礼にもね」
「是非共ね」
「拍手をして」
「その好演や演出を讃えるべきね」
「そう、そして舞台裏の人達の活躍もね」
それもというのです。
「全部を
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ