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身体を怪我しても
第一章
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たら」
 悔恨と共にだ、ボロ子さんはその娘の母親にこうも言った。
「そうも思いますので」
「だからなのね」
「はい、ですから」
「いつも来てくれるのね」
「友達ですから」
 そう思っているが故にというのだ。
「また行ってそして」
「お話聞いてくれるのね」
「そうさせてもらいます」
 こう言ってだ、ボロ子さんはその娘の部屋の扉、閉じられたその前まで言った。そのうえで扉の向こうの彼女に声をかけた。
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