オーバーロード 狼牙 3
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ら聞こう」
「はい、複数種類のアンデッドで調べましたが、全てのアンデッドで人間種と変わらない五感を得ることが確認されました。個体差によって刺激に強い物や弱い者なども確認されましたが、逸脱することはありませんでした。また、代謝や睡眠欲、性欲、性行為、繁殖も可能であることが判明しております」
「おお、それは僥倖だ」
「ただ、欠点と致しましてステータスが半減するようなのです」
「ふむ、それは若干問題だな。オレも人間態を100とするなら人狼態は120ぐらいの差はあるが、半減か。まあ、ナザリックに居る限りは問題ないな。パンドラズ・アクターに人化の指輪の改良をさせろ。ステータスの減少率を軽くするようにな。ナザリックの共有資材、それからオレの個人資材を使うことを許可する。あと、明日の朝食は階層守護者たちも食堂に集めろ。モモンガさんも一緒に、食事を楽しもう」
「はっ、畏まりました」
「次はパンドラズ・アクターと共にナザリック周辺の素材で作成可能なレベルのアイテムの一覧を作っておいてくれ。優先度はそれほど高くはない」
「弾丸、スクロール、ポーションの順で宜しいでしょうか?」
「ああ、それで構わない。弾丸はすぐにでも量産してシズに回して欲しい。物理法則がユグドラシルと変わらないかの調査が必要だからな。弾丸は特に繊細だからな」
「お任せを、すぐに取り掛かります」
「任せたぞ。おっと、朝食会のことだが、モモンガさんには私から伝えるがそれ以外にはデミウルゴスから伝えてくれ。ああ、アルベドはこの後呼び出す予定だからオレの方から伝えておく」
「畏まりました。他に何かございますか?」
「う〜む、ああ、料理長に伝えてくれ。明日の朝食だが、私はいつもどおりに、モモンガさんの分は多少量を減らして用意しろ。昼食と夕食は朝食の反応に合わせてメニューを組み立てるように。直接の反応を見るために料理長にも給仕として同席するように。各階層守護者たちも希望のメニューを出すと良い。それから、オレたちのメニューを見てナザリックの支配者に相応しくないと、見窄らしいと思うかも知れん。だが、リアルとは比べようのないほど豪華なメニューだということを理解して欲しい。おっと、そう言えばリアルでの食生活を知らなかったな」
「はい。以前一度だけチューブなるものを食しているとお聞きしたことはありますが、何かの隠語でしょうか?」
「うむ、コストの問題で基本的にはチューブやパック食と呼ばれるものが基本だ。まあ、それにもランクがあったのだが、モモンガさんはその中でも低位の物ばかりを食していた。私は中の下位の物だ。それらは人工的に生み出されたもので、生きていくのに必要な最低限の栄養が含まれているだけのゼリーだ。ただし、消毒液のような匂いと味がするがな。ラン
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