第二章
[8]前話 [2]次話
「一人二つとして十個はいるだろうけれどな」
「卵そんなにないか」
「じゃあ二個か三個か」
「それ位か」
「そうだよ、三個だよ」
それだけだというのだ。
「そんなにないぜ」
「じゃあ何作る?」
「ベーコンと卵とじて焼くか?」
「スクランブルエッグにするか?」
「あまりないよな、それでも」
「三個位だとな」
「スパゲティは五百グラムが二つあるけれどな」
部屋の主はスパゲティの量についても述べた。
「こっちはな」
「けれどソースないだろ」
「それじゃあどうしようもないだろ」
「スパゲティだけだとな」
「いや、食えるぞ」
ここでだ土居ちゃんが皆に言った。
「美味いものがたらふくな」
「えっ、卵ないぜ」
「それでもかよ」
「今の食材で美味いもの食えるのかよ」
「ああ、今から作るな」
土居ちゃんはこうも言った。
「早速な」
「それで何作るんだよ」
「美味いものっていうけれど」
「一体それ何だよ」
「まあ見てな、台所借りるぜ」
こう言ってだ、土居ちゃんは。
すぐにフライパンに鍋を出しまた板と包丁も使っただった。
大蒜をベーコンを小さく刻んで切ったうえでフライパンで焼き鍋で水を沸騰させたうえでその中にスパゲティを入れた。
そうしてその茹でたスパゲティにオリーブオイルをかけて大蒜とベーコンに生クリームとチーズそして卵の黄身を入れて絡めて胡椒で味付けした。
そのうえでだ、友人達に笑顔で言った。
「出来たぜ」
「えっ、これって」
「おいおい、凄いな」
「カルボナーラじゃないか」
「それも本格的な」
「食材がそのままあったしな、特にな」
土居さんは友人達に人数分の皿の上にそのスパゲティを乗せて話した。
「オリーブオイルあったしな」
「ああ、それな」
部屋の主が彼に答えた。
「俺結構オリーブオイル好きでな」
「家にあるのか」
「それにな」
部屋の主は土居ちゃんにさらに話した。
「オリーブオイルって何にでも使えるだろ」
「ああ、どんな料理にもな」
「美味いしな」
それでというのだ。
「家にはいつも置いているんだよ」
「そうなんだな」
「それでな」
さらに話す部屋の主だった。
「オリーブオイルは置いてたんだよ」
「それがよかったよ」
「そうなんだな」
「やっぱりパスタにはこれだよ」
オリーブオイルだとだ、土居ちゃんも笑って話した。
「一番いいんだよ」
「だからか」
「ああ、オリーブオイルがあってよかったよ」
「そうなんだな」
「それで他の食材も全部あったしな」
「カルボナーラのな」
「出来たぜ」
笑って言う土居ちゃんだった、だが。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ