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許嫁には内緒
第一章
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だと思っていた。それはこの時も同じで。
 長身でスマートで知的な顔立ちに笑みを浮かべさせてそうして彼女に言った。
「今日は美術館に行きますが」
「今日はゴッホをですか」
「はい、あの画家の作品を展覧しているので」
 こうひよりに話した。
「観に行きましょう」
「それでは」
「そしてです」
 許嫁はひよりにさらに話した。
「美術館の後で」
「お食事ですね」
「今日は中華ですが」
「確か広東料理の」
「そちらで宜しいですよね」
「はい」
 ひよりは許嫁に気品のある微笑みで応えた。
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