第二章
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「所謂社会の屑やならず者国家ね」
「ああ、そういう奴はいるのう」
「何時でもいるでしょ」
「わしもこれまで見てきた」
「そうした相手ならね」
女神にしてもだった。
「興味を持っていいわ」
「わかった、ではな」
「ええ、興味を持つ持たないはあんた次第にしても」
それでもと言うのだった。
「出来るだけそうした相手見たら興味を持つでしょ」
「逆にこの目で見ないと興味を持たないのう」
「だからね」
「そうした相手を見てか」
「興味を持ってね」
「ではそうした相手を紹介してくれるか」
「そうするわね、正直無闇に人や街や国に興味を持たれたら」
高天原の方もだ。
「困るから。これからは言うわね」
「そうしてくれるか」
「ええ、そうしてね」
こう話してだ、そしてだった。
電々犬は女神が紹介する相手を見る様にしていった、女神は自分をカリスマの家系だのと言う下品で無教養なボクサー一家や自称番長のプロ野球選手、やはり自称球界の盟主と称するプロ野球チームや中身がなく他人を責めるだけが取り柄の女性議員やならず者国家達を紹介していった。するとだった。
そうした相手はまずは栄える、だが彼が飽きるとだった。
すぐに衰えるか破滅していった、それを見てだった。
電々犬は女神にだ、こんなことを言った。
「これでいいのか」
「ええ、いいわ」
実際にとだ、女神は答えた。
「これでね」
「碌でもない奴に興味を持つといいか」
「そうなの、こっちとしてはね」
高天原の神々としてはというのだ。
「それでいいのよ」
「悪人とかならず者国家に興味を持ってくれるとか」
「こうした連中は報いを受けないとね」
「一旦は栄えてもか」
「むしろ一旦栄えて」
そしてというのだ。
「その絶頂から逆落としで破滅する」
「それがいいのか」
「そう、いいのよ」
まさにというのだ。
「その方が効果があるでしょ」
「悪人とかにはか」
「それに戒めにもなるし」
「悪い奴が悪いことをして栄えてもか」
「世に悪が栄えた試しはなしよ」
よく言われている言葉だ。
「だからね」
「高天原としてはわしに興味を持って欲しいのはか」
「そうよ、悪人やならず者国家に」
それにだった。
「悪徳企業とか悪い組織とかよ」
「成程な、そうした連中を見てわしが興味を持ったらか」
「それで成敗になるのよ」
その悪にというのだ。
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