外伝~”特務支援課”リーダー、ロイド・バニングス~
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いかけに対してロイドが答えたその時
「クク、なるほどな………まさかあの脱走劇に、”当時俺達と繋がっていた”あんたもロイド達の脱走に手を貸していた事は初耳だぜ。」
スーツを身に纏った大柄な大男が不敵な笑みを浮かべてロイド達が潜んでいた木々の物陰から姿を現してロイド達と共にレクター少佐達と対峙した!
「バカな!?貴様は……!」
「ルバーチェの”キリングベア”ガルシア・ロッシ!拘置所で服役中のはずの貴様が何故ここに……!?」
「……アーヴィング少佐からシュバルツァー達に”風の剣聖”が協力している件の報告の際にあんたはバニングス達に加勢している話もあったから、バニングスが現れた時点であんたもいる事も想定はしていたが………やれやれ。自分達を逮捕したバニングス達どころか、宿敵でもあった”銀”にまで協力するとか、幾ら減刑の為とはいえ、かつてクロスベルの裏社会を牛耳っていたマフィアの若頭がよくそこまでプライドを捨てられたもんだね?」
大男―――――かつてクロスベルに存在したクロスベル最大のマフィアである”ルバーチェ商会”の若頭にして、元”西風の旅団”の部隊長でもあったガルシア・ロッシの登場に一部の軍人達が驚いている中レクター少佐は静かな表情で呟いた後疲れた表情で溜息を吐いてガルシアに指摘した。
「クク、それを元”猟兵”である俺に言うのか?プライドみたいな”戦場”の役にも立たないモンなんか、幾らでも捨ててやるし、今もムショの中にいる会長や部下達が一日でも早くムショから出られるんだったら、”六銃士”の連中の思惑に幾らでも乗ってやるぜ?」
「クロスベルの捜査官の一人である俺としては、使える人材は犯罪者でも”減刑”と引き換えに協力させる事については少々複雑だけどな……」
「フフ、相変わらず真面目ね、ロイドは。」
「ですが、それがロイドさんの良い所でもありますしね。」
レクター少佐の指摘に対して不敵な笑みを浮かべて答えたガルシアの答えを聞いて疲れた表情で溜息を吐いたロイドの様子をルファディエルとリーシャは苦笑しながら見守っていた。
「それと”猟兵”は味方だった連中が敵になる事もあれば、その逆もあるのが”日常茶飯事”なんだから、”猟兵”だった俺からすれば、わりとあっさり受け入れられる提案だったぜ、”黄金の戦王”の提案は。それにかつては敵対した連中や昔馴染みと組んで、俺達をあっさり切り捨てやがったテメェ達と存分にやり合うなんて、中々面白い話じゃねぇか――――そう思わねぇか、フィー!」
そして不敵な笑みを浮かべて答えたガルシアが声を上げたその時!
「ん……団長だったら、間違いなく面白がるだろうね。」
ロイド達が隠れていた木々の物陰とは逆の位置に生えている木々の物陰から姿を現したフィーがワインレッドの髪の女性と共にロイド達に近づき、ロイド達と共
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