暁 〜小説投稿サイト〜
DQ8 呪われし姫君と違う意味で呪われし者達(リュカ伝その3.8おぷしょんバージョン)
第十九話:それでも僕はやってない
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
嘘を吐きおって」
アッシがククールに文句を付けようとした瞬間、ウルフの旦那が鋭い平手打ちを食らわして来た……でも本気では無いらしく、平手打ちと同時にホイミもしてくれたので、演技である事が解るでがす。

「……では話しは以上みたいなので、俺は失礼しますよ」
「ま、待て……まだ話しは終わってない」
アッシが言いかけた文句を無視するかの様に、そそくさと部屋から出て行ったククール。一体何を考えてるでげすかね?

「くっ……まぁ良い。アイツのことは後日に追求するとして、先ずは貴様等だ」
悪魔の様な笑みを浮かべると、アッシ等の方に向き直り先程からの続きを再開する意思を見せるデコ野郎……
ウ、ウルフの旦那ぁ……何とかして下さいましよぉ〜。

「さて……再度貴様等の言い訳を聞こうか?」
「はぁ? 言い訳って何の? 俺に言い訳せねばならぬ事柄は無い! お前にこそ在るんじゃないのか? 如何してそんなにデコが広いんだ?」

「ウルフ殿ぉ……デコの広さに言い訳出来るとは思えませんが?(笑)」
「そうか? でも腹違いとは言え、弟のククールは髪の毛フサフサだぞ。何らかの魔族と契約して、力を得る代わりの代償として薄いんじゃないのか?」

「ふ、ふざけるな! 勝手なことを言って私を貶めようとしやがって……」
「勝手なことを言ってるのはお前も同じだろ。しかも上司の意に背いて(笑) これはもうクーデターと同じだね。怪しい道化師を招き入れて院長を殺害しようと企んだのはお前なんじゃないのか? そしてそれが俺等の所為で失敗したから、自分が疑われない様に俺等を罪人として釣るし上げている……如何転んでもお前が有利になる展開だな」

「ふざけたことをベラベラと……ま、まぁ良い。口を割らせる方法など幾らでもある。明日になったら自白しなかった今日のことを後悔するであろう」
そう言って奥に有る別の部屋に視線を向けるデコ野郎。そこには数々の拷問器具が……

「神に仕える修道院にあるには場違いな物の数々……お前等の崇めてる神ってのは悪魔のことか?」
アッシも同じ事を思いましたが、口に出すのは拙いんじゃないでがすかね、ウルフの旦那?
碌な事にはならない気がするでげす。

「ふん。異教徒は皆同じ事を言う」
「無能者は自分の意見と違う者を弾圧することで安易に物事を解決する。有能なる者は力尽くでは何も解決しないどころか、物事をややこしくしする事を知ってる。お前は圧倒的に前者だ(フッ)」

アッシ等のことを拷問しようと思ってる奴に、より機嫌を悪くさせる様な事を言うウルフの旦那。
何でアッシ等はこの男に発言を任せてるんでがしょう?
どんどん問題を複雑にしてると思うんでげすが?

ヤンガスSIDE END




[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ