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DQ8 呪われし姫君と違う意味で呪われし者達(リュカ伝その3.8おぷしょんバージョン)
第十九話:それでも僕はやってない
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かけてきた所で、デコ野郎の部下が入室してきたでがす。

「修道院の外に怪しい魔物が彷徨いていたので、連行しました」
そう報告する部下騎士の手には……何とトロデのオッサンが垂れ下がっていたでげす。
こ、これは困ったことになりそうだ……

「おおアハトにウルフ! 遅いので心配になって様子を見に来てしまったぞ! えぇぇい、離さんか無礼者め!」
部下騎士の手から逃れアッシ等とデコ野郎の間にある机にのったオッサンは、状況を理解せずに兄貴等の名前を連呼するでがす。

「ほほぅ。魔物と仲間とは……これは言い訳出来ぬレベルの怪しさですなぁ」
「魔物? このオッサンのことか?」
イヤイヤ……それ以外には考えられないでげすよ。

「見れば解るだろう……如何見ても人間には見えぬ醜い魔物ではないか!」
「ほうぅ魔物……ねぇ。では教えてくれ、この魔物の種族名を? 世の中には色んな種類の魔物が存在する。例えばスライムとかドラキーなどの……この醜い魔物にも、似た種族が居て名前が付いてるはずだが? お前は知ってるんだろ、コイツを魔物と断言したのだから!」

「な、名前!? そ、そんな物知らん……し、新種の魔物であろう!」
「お前なぁ……世の中には人間とは思えない容姿の奴も大勢居る。俺の様なイケメンなんてほんの一握りだ。それなのに確証も無いまま、他人(ひと)を魔物扱いして良いと思っているのか?」

「だ、黙れ……こんな見にくい姿の人間が居るわけ無かろう!」
「その論理で行くとお前も魔物だぞ。そんな人間離れしたデコの持ち主が人間なワケない。即ちお前も魔物だ!」
た、確かにデコ野郎のデコは広いが、人間離れはしていないでがす。

「だ、黙れと言っている! 大体貴様等の「失礼しますよ、団長」
広いデコを手で隠して激昂するデコ野郎の台詞を遮って登場したのはククール。
良かった……これでアッシ等の無実を証明してもらえるでげす。

「な、何だ!? 今取り込んでいるんだぞ……」
「団長が俺を呼んだんでしょ? 何か用事があるんじゃないのですか?」
そんな事よりアッシ等の無実を証明してくれでげす。

「そ、そうだったな……お前に聞きたいことがある。この者等が我が騎士団員だけが持つ指輪を持っていた。そこで質問だが、お前の指輪は何処にあるククール?」
そうでがす、それをアッシ等に託したんでがすから、無実なのは明白でげしょう?

「あぁ良かった! ドニの町でスラれて困っていたのですよ。団長の手に戻ってきたなんて俺はツイてる」
「な、何……スラれた……だと!?」
何を言ってるでがすか!? それではアッシ等にスリの濡れ衣まで付いてしまうでげす!

「お、おい兄ちゃん! 話しが違「(バチン!)貴様……あの指輪はスッた物だったんだな! 拾ったなどと
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