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FAIRY TAIL ―Memory Jewel―
第2章 鬼神の目にも涙編
Story 17 尻尾の掴み合い
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がらジーハスが白い歯を見せながら笑う。

「イブキを捜索するグループと、呪いを解く方法を探すグループに分けた方がいいんじゃないか?」
「その方が効率いいしね。」
「俺とベイビー達はもちろん捜索にまわるぜ!」
「まわるぜー、まわるぜー。」

フリードの提案にエバ、ビックスロー、ベイビー達が賛同する。

「いや、まずはイブキを見つけることを最優先にしよう。2人以上で行動し、イブキを見つけ次第すぐにギルドに連れ戻すんだ。あいつのことだ…きっと私達の姿を見たら責任を感じて逃げ出すに違いないからな。」
「アイツ、変なところで俺達に気を遣うよな。」
「見かけによらず、意外と繊細なんですよ。」

エルザがてきぱきと指示を出し、ガジルの言葉にジュビアが苦笑いをしながら返答する。

「おっしゃー!燃えてきたーーーっ!行くぞハッピー!アオイ!イブキの奴、見つけたらぶん殴るぞっ!」
「皆に心配かけたからね。」
「捜索範囲はマグノリアだけじゃないからな。お前等、急ぐぞ。」
「おう!」
「あいさー!」

ナツ、ハッピー、アオイが真っ先にギルドを飛び出して行った。

「リンさん、私達も行こう!」
「そうだね。」
「どこから探しますか?」
「ちょっとエメラさん!何でグレイ様と2人っきりで行こうとしているんですか!?」
「え、えぇ!?そ…そんなつもりは……。」
「おいおい……。いいから行くぞ。」
「ラクサス、俺達も行こう。」
「あぁ。」

ナツ達に続いて、花時の殲滅団(ブルーム・ブレイカーズ)、グレイとエメラとジュビア、ラクサスと親衛隊がギルドを出発し、他のメンバーも簡単に荷物をまとめると各々の向かう街へイブキを捜索しに行き始めた。

「姉ちゃんは、ギルドで待ってろよ。」
「え、でも……。」
「もしイブキがギルドに戻って来た時、誰もいなかったら困るでしょ?きっとお腹も空かせているだろうし。だからミラ姉はギルドで待ってて!」
「……わかったわ。2人とも、気をつけてね。」
「おう!」
「行って来まーす!」

ミラはイブキの捜索に向かうエルフマンとリサーナを手を振りながら見送る。

「ウェンディはどうするの?」

シャルルを腕に抱えながら皆がギルドを出て行くのを見届けていたウェンディにルーシィが問いかける。

「私は、行きたいところがあるのでそこに向かいます。」
「行きたいところ?」
「はい。」

ウェンディの言葉にルーシィは首をひねるが、ウェンディはそれ以上何も言わない。

「えっと、私とコテツも一緒に行く?」
「ありがとうございます。でも大丈夫です。今日はシャルルも一緒なので。」
「今日はちゃーんと、この子について行くわ。」
「……そっか。それなら安心ね。」

ウェンディの腕
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