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ドリトル先生と奇麗な薔薇園
第八幕その九
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いうのです。
「薔薇が愛されていてもね」
「第一は百合だったのね」
「ずっとそうだったのね」
「日本の桜みたいかっていうと」
 そこまで絶対の位置にあったかといいますと。
「そこまではいかなかったと思うけれどね」
「日本人の桜への愛情は凄いから」
「もう何か違うから」
「特別な思い入れがあるから」
「春イコール桜っていう位に」
「そう、だからね」
 それでというのです。
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