暁 〜小説投稿サイト〜
獣篇V
41 バラガキ
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機のボタンを押してからそちらに向き直した。

_「オレがお前に付き合ってやるから、お前もオレに付き合えや。」

_「…分かりました。乗りましょう。ではまず、私のレポート提出に立ち会ってくださいね。それを済ませてからなら晋助(あなた)の予定にもお付き合いいたしますわ。それでもよろしくて?」

_「あァ、いいぜェ?付き合ってやらァ。」


おそらく目的地は同じなはず。目的はおそらく違うだろうが。


_「それはそれは。ありがとう。助かるわ、晋助。じゃあ、今からは明日のためにお互いの仕事を片付けましょう。」

_「あァ、そうだな。」


私たちはその後、それぞれの仕事を進めることになった。私は真選組宛のレポート、天導衆(うえ)へのレポートとあともう一つ、それに加えて手紙を出さねばならない。こちらは電子メールだが。色々と面倒くさいからもう、こちらからの差出人は『バラガキ』から、ということにしておこう。

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