猫娘と期末試験編
NO.068 プールでの遊びと訓練
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
水着姿を見たいが為だったんだね」
「否定できないところがなんとも……」
そんな峰田と上鳴の二人は飯田に「感動した!」と叫ばれながらも強化訓練に連行される様を見て、
「うん……南無」
出久も思わず手を合わせるしかできなかった。
それはともかく、
「それじゃ遊ぼう!」
「「「おー!」」」
女子達は男子と違って日光浴目的で来たために特に鍛えることはしないのだが、それでも出久は鍛えたいなぁ……とは思っていた。
だが、その前に問題があった。
性転換して猫娘の姿になる前だったら平気だったのだが、猫娘になったことで猫の苦手なことも体現してしまったために、
「…………(そぉーーー)」
いざ、プールに足を入れようとして何度も足を引っ込めるという行動を繰り返していた。
「デクちゃん? どうしたの……? 早く入ろうよ」
「そ、そうなんだけど……どうも猫ゆえに水に苦手意識があるみたいで……入るのに抵抗があるんだ」
「あら。出久ちゃん、USJの時に普通に水難エリアに入っていなかったかしら?」
「あの時は生きるか死ぬかで必死だったからね……」
「そうだったわね」
「でもさー、そんなこと言ってたらヒーローなんてできないよ! さ、気をしっかり持って入ってこう!!」
と、芦戸に背中を叩かれてプールに入ってしまう出久。
「うー……ひどいよ、芦戸さん……」
「ごめんごめん。でも入っちゃえばどうってことないでしょ?」
「まぁ、そうだね」
「それじゃ緑谷もプールに入ったってことで、ビーチボールがあるから遊ぼう!」
それから女子達はビーチボールで遊んでいるのであった。
一方で男子たちは文字通り強化訓練をやっていて峰田と上鳴はある意味死にそうになっていた。
そんな対照的なことをしている一同。
そんな時に遅れてとある二名の男子。
爆豪と切島の二人がプールへと足を運んできた。
「あ……かっちゃんだ……」
「ホントだね。あれ? デクちゃん、なんか顔が赤くなってない……?」
「そ、そうかな……? 不思議だねー」
紛らわすようにそう話す出久であったが、つい先日にいきなり爆豪に詰め寄られてきた光景を思い出してしまい、爆豪の顔をうまく見れないのだ。
そこでお茶子のセ〇ムセンサーが反応を示す。
「……デクちゃん? 爆豪君となにかあったの……? よかったら話してくれないかな?」
「え、えっとー……」
「なんか反応が初心っぽいね……気になるね」
「ちょっと耳郎さんに麗日さん。無理に聞き出すのはダメですわよ?」
「そういうヤオモモもなんか気になる感じだねー」
「なんか気になるー! 聞いたらキュンキュンしちゃう予感がするよー!」
「出久ちゃん、無茶でなければ話しちゃいましょう」
「………
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ