暁 〜小説投稿サイト〜
ユキアンのネタ倉庫
デスダッシュから始まる異世界冒険譚
[4/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
タオルで全身の垢を落としていく。ついでに今まで着ていた服の洗濯も行う。

>洗濯スキルを取得した

これもレベルを10にしておく。おっ、汚れが簡単に落とせるようになった。これは便利だ。それにしても大分汚れてたんだな。まだ着れるだろうが、そんなに長い間は使わないだろうな。

洗濯を終えた所で着替えを済ませて衝立を戻したり片付けを行う。洗濯スキルのおかげで脱水も素手で殆どできていたので、いい天気のおかげもあり、ほぼ乾いてしまう。部屋に引っ込んで服を縫い始める。こっちに来る前からガチの冒険家みたいなことはしていたから装備に対する要求度は高いのだが、裁縫スキルと防具作成スキルのおかげで簡単に要求性能を突き抜けてくれた。靴も素材以上の性能を発揮しているが、使えるんだから気にしないでおこう。

>裁縫スキルを取得した
>防具作成スキルを取得した
>革細工スキルを取得した

装備一式が出来上がる頃には夕食にちょうどいい時間になっていた。食堂兼酒場に降りてスープとパンとサラダを待つ。物足りない分は買ってきたチーズと干し肉で補う。飲み物はエールだったが、あまり美味くはなかった。まあ、勘違いしている奴も居るがエールはビールと同一語ではなく、食事の時に飲む物という意味で、水が悪いヨーロッパで安全な飲料として酒が飲まれていたのだ。その中で市民が一番簡単に量産できたのが麦酒、それがエールと呼ばれている。ワインは教会が神の血として生産していた。生きるのに必要な水と娯楽を抑えている教会の力が強いわけが見えてくる。

食事を終えて女将さんにランプと油を貸してもらい、部屋に戻って服の作成の続きを行う。ランプにそこそこの値段がかかるのは太陽が登ると同時に起き出して日が暮れれば眠るのが文化なのだろう。産業革命が起きなければこんなものだろう。

旅装がもう一着出来上がる頃には1階も静かになっていた。多少物音がするのは片付けでもしているのだろう。裁縫道具をストレージに突っ込んで片付けると控えめにドアがノックされたので静かにドアを開けるとマーサちゃんが滑り込んできた。マーサちゃんはそのまま後ろ手でドアに鍵をかける。顔自体は下を向いているが、真っ赤になってるのが簡単に想像できる。

「来てくれて嬉しいよ」

軽く抱きしめるだけで身体がガチガチになるのが分かる。たぶん動けないだろうからお姫様抱っこでベッドにまで運び上げる。

「あ、あの、わたし、はじめてで」

「大丈夫。優しく、一生思い出に残るぐらい良くしてあげる」

と言うわけで、いただきます。




>性技スキルを取得した
>睦言スキルを取得した

レベルを上げておこう。一度上げておけば下げることも出来るみたいだからな。



高レベルのスタミナで無限に出来そうだったけど、
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ