最終章:夢を追い続けて
第75話「そして……」
[6/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
くなるようだ。
何せ、弾と数馬以外は女性陣で、洗脳されていたからな……。
反省していると分かっていても、普通に接する事が出来ないのだろう。
これでも、だいぶマシにはなったが……。
「(……時間が解決するのを待つ、か)」
それしかないだろう。
むしろ“気まずくなる”で済むだけだいぶ改善している。
以前は洗脳されていた時期の俺以上に針の筵だったからな。
ちなみに、桜さんと束さんは無関心になっている。
まぁ、元々学園にいた時以外は関わりをほとんど持っていなかったからな。
ただ、反省している事はわかっているため、あの二人にとって不愉快な人間よりは断然扱いがマシな方だ。
「……いや、そんな事ないか」
「え?何が?」
「白の事。この前会った時、なんというか……悪さばかりしていた息子を見る母親みたいな?そんな雰囲気だったんだよな」
「……えっと?」
あ、マドカが訳がわからないと混乱してる。
まぁ、言った俺自身も訳わからない表現だとは思うけどさ。
「うーん、どうしようもない奴だけどしょうがないから面倒を見ているって感じなんだよな、白って。やっぱり、仮にも兄さんのISをやってたから、そういう節があるんだと思う」
「そういうものかな……?」
「そういうものだろ」
少なくとも、桜さんや束さんが見逃している時点で悪い事ではないだろう。
……一応、白がそんな行動をするのに心当たりもあるしな。
「(IS学園を襲撃された時、体張って頑張ってたみたいだからな)」
大方、それで少しは見直したのだろう。
「チヴィット達は……相変わらずブレイブデュエルか?」
「うん。最近はユーリとよくチームを組んでるみたい。なのは達と互角みたいだよ?」
「凄いな……」
ゲーム内でのなのはは何というか……チートレベルの動きをする。
御神流をゲーム内の身体能力で使ってるからな……嫌でも強くなる。
その動きに、ディアーチェ達チヴィットはついて行っているのだ。
……まぁ、元がAIだった分、仮想空間での動き方を熟知しているのだろう。
「そろそろ殿堂入りするんじゃないか?なのはは」
「あまりに強すぎて、特に近接戦の試合では大抵ハンデをつけてるみたいだよ?」
「既にそうなってたか……」
近接戦でなのはに勝てる奴、ほとんどいないんだろうな……。
恭也さんとかは偶にしかブレイブデュエルをやらないみたいだし。
まぁ、参加したらなのはに勝てるぐらいには実力はあるけど。
「さて、じゃあ私は行くね?」
「ああ」
マドカはそう言って部屋から去っていった。
「……俺もさっさと怪我を治さないとな」
人伝にしか情報
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ