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ドリトル先生と奇麗な薔薇園
第七幕その十一

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「その四国それぞれのね」
「歌を聴きたくなるよね」
「確かにね」
「時々でも」
「お国の歌を」
「そうもなるよ」
 日本にいてというのです。
「それでCDも持っているけれどね」
「じゃあ聴く?」
「研究室に帰ったら」
「ブリテンの民謡聴くの?」
「そうするの?」
「そうしようかな」
 実際にというのです。
「和歌もいいけれどね」
「ブリテンの民謡もいいから」
「だからね」
「それで聴くのね」
「そうしようかな、日本にもかなり入っているしね」
 ブリテンつまりイギリスの民謡はというのです。ここではアイルランドも入っています。
「それならね」
「あっ、そうなんだ」
「日本にもブリテンの民謡入ってるの」
「そうだったの」
「蛍の光がそうだよ」
 この歌がというのです。
「皆聴けばわかるよ」
「あれっ、そういえば」
「蛍の光って歌はね」
「まだね」
「聴いたことないよ」
 動物の皆はまだこの曲を聴いていませんでした。
「それじゃあ」
「その曲聴けるかしら」
「そう出来るかな」
「うん、研究室にあるよ」
 その蛍の光が収録されているCDがというのです。
「ちゃんとね」
「それじゃあね」
「その蛍の光聴かせてくれる?」
「研究室に帰ったら」
「是非」
「それじゃあその曲を聴いてから」
 そしてと答える先生でした。
「それからね」
「うん、民謡聴こう」
「ブリテンの民謡をね」
「皆でね」
「そうしようね、ブリテンの民謡はいいよ」 
 先生は優しい笑顔で言うのでした。
「穏やかで優しい感じでね」
「そうそう、聴いてるとね」
「凄くいいのよね」
「森や川、妖精が感じられてね」 
 つまりブリテンにあるものが感じられるというのです。
「いいよね」
「全くだね」
「じゃあ研究室に帰ったら民謡聴きましょう」
「そうしましょう」
「蛍の光もね」 
 皆で楽しみにしながら研究室に帰りました、そして実際に先生は研究室に入るとすぐに蛍の光のCDをCDプレーヤーに入れました。
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