第3話 魂の叫び
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は生き生きと働いていて、自分は居座るばかりの、いや自分こそが“ひ
『NoOOOOOOOOoOOOOOOOOOO!!?!?』
絶叫の末、彼の存在は自らの人格保存の為に自閉モード――――つまり引きこもる事になるのだった。
−Interlude−
「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だっ、嘘だぁあああああああああああ!!」
町中の商店街近くでも絶叫している者がいた。井上準だ。
衆目を集めているのにも拘らず、一切気にせずに膝を地に着けて両手をついて泣き叫んでいた。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
小雪は一緒の変態扱いされないために、それなりに離れて他人の振りをし続けている。
その友人から見捨てられた準は今も人目を憚らずに泣き続けている。
「グッ、うぅっ、お、俺だって・・・こうなる予感はあったんだよ・・・!」
準が泣いている原因は同い年の1人の少女にあった。
その少女は、準たちの様な幼児体型を好みとする性癖の者達からして、究極の理想形と言っても良い程の憧れの存在だった。
そんな彼女だが以前から男の影がちらついていて、今日遂に確実に付き合っているだろうラブラブな空間を形成しながら手を繋いで並んで歩いている男とのデート中の光景を目の当たりにしてしまったのだ。
これに絶叫せずにいられるわけがない。例えば準とか。
「け、けど・・・やっぱり期・・・待したくなっちまう・・・もんじゃねかーよぉ・・・・・・」
そこで携帯にメールの受信音が響く。無視しても良かったが敢えて見てみると、自分から距離を離している小雪からだと言う事が解った。
文面の内容は――――。
『準はその子を見守りたいだけと言ってたのに、そう言う反応はおかしいのだ(゚Д゚)ノ』
「がふっ!?」
効果は抜群だった。
小雪は正直興味は無かったが、準の方から今日までに当の少女の事を何度も聞かされ続けていたので、彼女に対する準のスタンスも聞かされてたからこその必殺の一撃だった。
「そう、だよな。あの娘が幸せになるなら、俺のやるべきことは陰ながら見守る事だよな・・・!」
そうして涙を拭きながら立ち上がり、小雪の言葉で決意を新たにした直後、準の視界内でその2人が脇道に入って行き抱きしめ合ってから濃厚なキスをし出した。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ブチっ)」
さらに男の方が彼女の胸に手を当てようとした所で、までまじまじと見せつけられたと勘違いした瞬間に準は鬼の形相へと変貌した。
「やっぱ、殺ッッッ」
「ディバイン・クルセイド――――キィィィイイイイイイクッッ!!」
「
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