第29話:課題消化!(その4:皇帝一家精霊とご対面!!)
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事が出来ます。これは火の精霊『ファイアリー』が沢山集まる事により、普通の人の目にも見える状態になっているのです。この世界には魔法の系統と同じ、火、水、風、土の精霊が居て、その精霊にお願いする事で、それぞれの系統の魔法と同じ現象を起こす事が出来ます。これがいわゆる精霊魔法という物です。
そして火石とは、同じようにお願いすることによって、自分の周り半径10リーグを越える範囲にいる『ファイアリー』全てが集まって作られる秘石で、スクエアクラスのメイジが唱えるファイアー系の魔法、何十回分もの力が込められています。」
「アルバート。お前はとうとう精霊魔法まで使えるようになったのか?その火は熱くないのか?」
「この火は私には熱くないのです。『ファイアリー』の加護を受けていますから、私の身体は火で焼かれる事はなくなりました。
また、他の精霊達、水の精霊『ウンディーネ』、風の精霊『シルフィード』、土の精霊『ノーム』とも友達になったので、全ての属性の加護を受ける事が出来ました。
今の私には、魔法であっても、自然災害であっても害を受ける事はないでしょう。」
「そうか。とうとうアルバートは人間を止めてしまったのか。残念だ。」
「いえいえいえ!?人間止めていませんから。精霊魔法を使えるからって、精霊の加護を受けたからって、人間ですから!!何を言い出すんですか?」
「わはははは!!大丈夫だ、儂は気にしないぞ。それにしても、精霊か。他の精霊にも会ってみたいものだな。どうだ、これから呼んでみないか?」
からかわれていますね。言われると思っていましたが、この人の頼みは断れないんですよね。仕方ないので外に移動しましょう。
「ここで呼ぶ訳に行きませんから、外に出ましょう。」
手のひらに集まった『ファイアリー』に解散して貰い、みんなを作ったばかりの池まで連れて行きます。東側の東屋に案内して皇帝と姫様達にはベンチに座って貰いました。
僕は、池の反対側に立って改めて精霊を呼び集めます。
「『ファイアリー』、『シルフィード』、『ウンディーネ』、『ノーム』、みんな仲間毎に集まって下さい。」
僕の周りにいる精霊達が僕を中心に集まり始めます。空中の高い位置に『ファイアリー』と『シルフィード』、池の上に『ウンディーネ』、そして地面近くに『ノーム』が集まって、それぞれの色で見えるようになってきました。東屋の方から響めきが聞こえてきます。
「皇帝閣下。空中の高い位置にいる赤い色が先ほどもご覧頂きました『ファイアリー』です。そして薄い水色が『シルフィード』、池の上の青い色が『ウンディーネ』、それから地面近くの茶色が『ノーム』です。このように見えるのは沢山の精霊が集まっているからで、普段は見る事が出来ません。」
「これが4つの
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