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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十八話 命の理由 3
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じゃないの!
などとバカな事を考えていても大丈夫。
キャロとエリオがしっかりお姉さんとお兄さん役をしているからだ。
今はキャロが絵本を読み聞かせて、エリオもその側で一緒になって見ている。
うん、カワイイ感じの構図だ。
オレはスマホのカメラでその様子を写真に収める。
『アスカさん。何で写真を撮ってるんですか?』
不思議に思ったのか、エリオが念話で聞いてきた。
『記念だよ。ヴィヴィオとオレ達のな』
『はぁ……』
イマイチ理解できないのか、エリオは生返事を返してくる。
その時に、部屋のドアが開いて隊長達が帰ってきた。
「ただいまー」「ただいま」
ピクンッ!
すると、それまで絵本を見ていたヴィヴィオが立ち上がって高町隊長に駆け寄っていった。
やっぱ、不安だったか……ちょっと反省。
「ヴィヴィオ、”ただいま”。いい子にしてた?」
高町隊長が抱き上げると、ヴィヴィオはギュッと隊長に抱きついた。
「”おかえりなさい”」
そのヴィヴィオの頭を、ハラオウン隊長が優しく撫でている。
「ありがとね、エリオ、キャロ、アスカ」
ハラオウン隊長がオレ達にお礼を言ってきた。こう言うふうに言われると、なんか嬉しいね。
「いえ」「ヴィヴィオ、いい子でいてくれましたよ」
エリオとキャロもいい子だぞ。もっとハラオウン隊長に甘えてもいいじゃないかな?
「オレは何もしてませんよ。エリオとキャロが、ちゃんとお兄ちゃんお姉ちゃんしてくれてましたから」
これは本当。オレはその場にいただけで、実際はエリオとキャロが遊んでくれていたんだ。
「そうなんだ、ありがとうね」
高町隊長が可愛く笑う。
「じゃあ、オレ達は戻りますんで。ヴィヴィオ、またな」
オレは高町隊長に抱えられているヴィヴィオの頭を撫でた。
「うん……アリガト」
小さい声だったが、ヴィヴィオはちゃんとお礼を言う。
その可愛らしいお礼に、オレ達3人は笑って答えた。
さて、ヴィヴィオの方はもう大丈夫だろう。
後は……エリオだな。
outside
両隊長の部屋を出たライトニングFはオフィスへと向かっていた。
「エリオ、キャロ。ちょっとつき合ってくれないか?スバルとティアナも含めて、聞いてもらいたい事があるんだ」
「え?」「はい、大丈夫ですけど?」
アスカの声が少し重い物だったので、エリオとキャロは戸惑いを覚えつつも頷いた。
そこに丁度、スバル、ティアナ、アルトが話をしながら歩いてくる。
「あ!アスカー、ヴィヴィオはもういいの?」
ライトニングFを見つけたスバルがアスカ達に駆け寄ってくる。
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