暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百二十三話
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
。食材は買い込んでるし掃除もしてるしな」

「あとは橙ちゃんを憑依させれば完璧だな」

「うん…まぁ、身内のためなら猫化も吝かではない」

「じゃぁ俺のために猫化できるか?」

弾がにやにやと言った。

「んー…どうせ姉さんは今日明日には帰ってくるしな…」

んー…と言った後、使い魔の名を呼んだ。

「橙」

『りょうかい。ますたー』

弾は一切の衝撃を感じる事は無かったが、一夏はドンッという衝撃を感じた。

一夏の頭にピンと立った猫耳が生え、しっぽでワンピースが持ち上がる。

「クロスチェンジ」

一夏が着ている服が光り、別の物とすりかわる。

先の物とほぼ同じデザインの白いワンピースだ。

ただ、腰の辺りに菱形の穴があいている。

そこからしゅるりと尻尾を出した。

「みゃぉん」

一声鳴いた一夏を見た弾は…

「はぁ……」

とため息をついた。

「にゃんだよ辛気臭ぇ顔して」

「なんでもねぇよ。バカ猫」

「お前がにゃれっていったんだろ」

弾が一夏の頭を撫でる。

「ふみゃぁ…みゃぅぅ……」

お兄ちゃんスキル全開の弾に対し、一夏は素直に身を任せた。

「みゃぉ…ふにぃ……」

「あーあ…なんで俺はこんな奴に…」

恋をしてしまったのだろうか、と弾は心の中で続けた。

「ったく鈴がうらやましいぜ」

「ぅにゃぁ…?」

「なんでもないぞ」

その後、弾は首や尻尾の付け根を撫でたりした。

「みゃぁぁぁぁ〜…」

数分後、最後にハートマークがつくのではないかというくらいに一夏がふやけていた。

「そろそろ止めねぇと俺がもたねぇな」

そう呟いた弾は膝の上から一夏をおろした。

「ふみゅ?」

「そろそろ帰った方がいいぞ」

と時計を指差す。

「にゃー……」

一夏が残念そうに弾の方を見る。

いつもの如く幼児退行していた。

「うっ…そんな目でみるなよ…襲っちまうぞこの猫耳野郎」

「みゃうぅ…」

物欲しそうな一夏の視線に負け、弾は一夏の頭を撫でる。

「ふみゃぁぁ…」

どうしようかと考えた弾は、一つ思い付いた。

「奏さん。奏さん、出てきてくれますか?」

『なんだよホモ野郎』

その声は一夏の影から弾に話しかけた。

「ちょっと一夏連れ帰ってくれません?」

『お前がやれよ』

『弾、ますたーをおぶって帰れるって結構役得だよ』

奏が拒否し、橙もそれに追随する。

「……………」

仕方なく、弾は一夏を撫でるのをやめた。

「ふみゅ…?」

「家まで送ってやるから。な?」











[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ