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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第40話 聖剣を超えろ、祐斗の新たなる力!
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た。


「この新生・和道一文字は攻撃によって一番最適な形に自動的に変わるんだ。今から放つのは小太刀が最も真価を発揮する怒涛の連撃……!」


 二刀流の構えを取った祐斗は不規則な動きでバルパーの周囲を徘徊し始めた、そしてバルパーの隙をついて一気に動き出した。


「秘技!回転剣舞・六連!!」


 祐斗は2本の刀を使い怒涛の六連撃をバルパーに喰らわせた、バルパーの全身はボロボロになり最早勝敗は誰が見ても明らかなものになっていた。


「バルパー……遂にこの時が来たな、仲間たちの仇を討たせてもらうぞ!」
「ま、まて!取引をしよう!私がお前に最強の聖剣を使える栄誉を与えてやろう。どうだ、最強の聖剣だぞ?剣士なら振るってみたいんじゃないか?」


 この期に及んで呆れるような取引を持ち込むバルパー、だが祐斗がそれを聞くことなどありえるはずもなかった。


「飛天御剣流、奥義……」
「ま、待ってくれぇ!!?」
「天翔龍閃!!」


 その一撃は祐斗が放ってきた技の中でも最も速く鋭い一撃だった、バルパーの上半身を横一閃に切り裂いた。


「そ、そんな……私は……最強の聖剣を……うみ……だ……す……者……」


 横に一刀両断されたバルパーの上半身が緑色の血を降らしながら地面に落ちていった、そしてバルパーは最後まで聖剣にこだわり続けながら絶命した。


「ありがとう、皆……」


 見事復讐を果たした祐斗は刀を鞘に戻して笑みを浮かべた、その表情はとても穏やかなものだった。


「祐斗!やったわね!貴方は私の誇りよ!」
「祐斗先輩!やりましたね!」
「うふふ、とってもかっこよかったですわ」
「はい、素晴らしい一撃でした!」
「見事だったぞ、木場祐斗」
「うんうん、祐斗君すごかったよ!私感動しちゃった!」
「まるで戦隊ヒーローのクライマックスを見ている気分でした!」
「アォン」


 立ち尽くす祐斗にリアスたちが駆け寄っていく。祐斗は笑みを浮かべながらリアスたちの元に歩み寄った。


「部長、ありがとうございます。僕はようやく復讐を果たすことが出来ました」
「良かったわね、祐斗。でも禁手に至るなんて思ってもいなかったわ」
「はい、同志たちが……そしてみんなが僕に力をくれたんです」


 祐斗は涙を流しながらリアスたちにお礼を言う、そんな祐斗をリアスは微笑みながら優しく抱きしめた。


「おいおい、確かにそうしたくなるのも分からなくないが今は戦いの最中だぞ?早く兵藤一誠の元に加勢しにいかなくては」
「大丈夫ですよ、イッセー先輩が負けるはずありません……えっ?」


 ゼノヴィアの言葉に小猫が大丈夫だと言いながらイッセーとコカビエルが戦っている
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