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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第40話 聖剣を超えろ、祐斗の新たなる力!
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た……いやそれはさっきまでの和道一文字ではなかった。その刀身には禍々しい悪魔の字が彫られていたが放つのは神々しい聖なる波導だった。
「聖魔刀……これが僕の新たなる力……」
祐斗はその刀を手に取った、その瞬間祐斗の身体から溢れんばかりのエネルギーがこみ上げてきた。
「ぐうっ、一体何が起こったと言うのだ……?」
光の球体に弾き飛ばされて地面に倒れていたバルパーが起き上がってきた、祐斗はゆっくりとバルパーの方に向き直り刀を構えた。
「僕はリアス様に助けられて悪魔として新たな生を授かった、平和に生きる中で僕は復讐の事を忘れかけていた。でも本当にそれでいいのかとずっと悩んでいた、でも皆は僕の幸せだけを願っていてくれたんだ……」
祐斗は涙を拭いながら自分の事を想ってくれていた同志を、そして同じくらい自分を想ってくれている今の仲間を思い浮かべた。
「僕の為に動いてくれる、助けてくれる仲間が出来た。それを守ることが僕の新たなる使命だ!部長や皆を……そして僕の最高の友人を守るために僕は剣となって戦う!『双覇の聖魔刀』!!」
祐斗は聖魔刀……『新生・和道一文字』を振るいバルパーに向かっていった。
「そんなナマクラ刀などもう一度へし折ってくれるわ!」
バルパーは祐斗目掛けて雷を放つ、だが祐斗はそれを刀の一振りで四散させた。そしてバルパーの目前で姿を消した。
「なに!?どこに消えた!?」
バルパーは祐斗の姿を探すが祐斗は既にバルパーの頭上で刀を振り下ろす体制に入っていた。
「龍鎚閃!!」
祐斗の振り下ろした一撃はバルパーの尻尾を見事に切断した。
「うわぁぁぁ!私の尻尾が!?」
動揺するバルパーに祐斗は龍巣閃で斬りつけていく、先ほどは効かなかったこの技も今はバルパーの全身に痛々しい傷をつけていた。
「い、いたぁぁい!?止めろ!私の身体を傷つけるな!!」
情けない悲鳴を上げながら我武者羅に攻撃をするバルパーだがそんな攻撃が祐斗に当たるはずもなく空振りばかりしていく。
「何故だ!何故当たらない!」
バルパーは何故当たらないと叫ぶが当然の事だ。バルパーは確かにグルメ細胞で強くなったが元々は戦いの苦手な司祭でしかなかった、故に動きは単調で祐斗からすれば読みやすくパワーアップした彼にとってもはや脅威ですらなかった。
「無駄だ、お前の攻撃は最早当たらない!牙突!!」
カウンターとして放たれた祐斗の突きがバルパーの腕の針に当たり粉々に砕いてしまった。怯むバルパーの隙をついて祐斗はもう1本の和道一文字を生み出した、すると2本の和道一文字は小太刀程の大きさに変化し
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