キリトさんがシリカちゃんとデートするそうです
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…」
急にピナが光り出した。突然のことに俺は足を止め、モンスターが攻撃のモーションに入っていることに気付くのが遅れた。今からどんなに急いでも間に合わない。ピナ、一撃耐えてくれ………!
ピナがトレントの攻撃に撃ち落とされる姿が頭を過る
だが、目の前で起こった事実は違った
『きゅるぅ!!』
なんと、ピナが敵の攻撃を弾いたのだ。一瞬呆然とするも、次の瞬間にはシリカの横へステップで移動する
「シリカ、大丈夫か!?敵は怯んでる。この隙にここを離れるぞ!」
連続ポップはまだ続くだろう。さっきの戦闘で少なからずシリカのHPが減っている。ここは離れるのが得策だ
「ピナ、着いて来い!」
俺は小脇にシリカを抱えて走り出す。伊達に重い剣を振るために筋力値に趣を置いているわけじゃない。そのままその場から急いで離れる
「あわわわっ!?キ、キリトさん!あたし自分で走れますよぉ!」
シリカが何か言ってるが取り敢えず安全な場所に着くまではこのままで我慢してもらおう
「ふぅ………結局森を抜けたな。でもここまで来れば大丈夫だろ」
安全な場所を求め走り彷徨っていたら森を抜けてしまった。しかし危なかった
「大丈夫か……?」
「…………」
そのままシリカの安否を確認する。一応何かにぶつかったりしないように考慮したから大丈夫だと思うが………なんか様子がおかしいな。酔ったのな?もう少し強く抱き抱えた方が良かったかな…………
ん?抱えると言えば、妙に手の感覚が柔らかいのが気になると言えば気になる
これは一体…………
「……………」
「……………あ」
柔らかいもの…………うん、あれだ。きっと、あれだ……………うわああっ!?あれだ!?
「ご、ごめん!!変なとこ触ってた!!」
急いでシリカを下ろす。走るのに夢中で気付かなかった。俺はなんてことを………アスナに知れたらタダじゃ済まされないし、何より女の子の………その、なんだ、とにかくやってしまった
「本当にごめん!無我夢中で考えてなかったから………」
「い、いえ………いきなりでびっくりしましたけど………その、あたしがそんな大きくないからキリトさん気付かなかったんだと思いますし………」
「い、いや、そういうわけじゃ……」
「そうですよね、皆さん大きいですもん…………シノンさんも、あると言えばありますし。でも、体は二年前ままだからまだ希望は捨て切れないと……うぅ、でもでもストレアさんのとか見ると自信なくすなぁ……」
『きゅるる………』
ネ、ネガティヴ………ネガティヴすぎるぞシリカ!
こ、こういう時はどう言えば………
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