第三章
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「だからな」
「あれだけ食ってもか」
「満足だよ」
「俺には無理だな」
如月は本音を述べた。
「お菓子の話でもな」
「無理か」
「ああ、お菓子はあそこまでボリュームないしな」
ハンバーグ程はというのだ。
「だからな」
「まだあそこまではか」
「食わないしな」
それでというのだ。
「だから明日はな」
「大変じゃないか」
「そう思っているからな」
だからだというのだ。
「しかもお菓子大好きだからな、俺は」
「そうか、けれど今日はか」
「堪えたな」
胃にというのだ。
「正直なところ」
「そうなったんだな」
「ああ、もうハンバーグは暫くはいい」
これが如月の本音だった。
「御前と違ってな」
「けれど俺は明日にでもな」
「ハンバーグ食いたいんだな」
「出してくれたら食うぜ」
日向は如月に明るい笑顔で話した。
「その時はな」
「本当にハンバーグ好きだな」
「あんな美味いものないからな」
やはり明るい顔で言う日向だった。
「絶対にな」
「明日出てもか」
「食うさ、けれど明日はな」
「明日はお菓子だよ」
「御前の好物だな」
「そっちも食うか」
「ああ、頑張っていこうな」
日向は明日の仕事の話もした、そしてその話を運転しながら聞いていたマネージャーは二人に笑って言った。
「さて、食べた後は」
「はい、食べた分だけですね」
「動くことですね」
「二人共レッスンには熱心だけれど」
それで汗をかいてカロリーを消費するからだというのだ。
「カロリー消費してね」
「そうします」
「今日もですよね」
「うん、朝早くも身体動かしたけれど」
ランニングとサーキットトレーニングだ、マネージャーは二人に基礎体力作りとして二人に日課にいしてもらっているのだ。
「夜もね」
「身体を動かして」
「そうしてですね」
「そう、カロリーを消費しようね」
こう二人に言う、二人もそのことはもうするつもりだった。
日向は如月と共にダンスの練習をして汗をかいて今日の分のカロリーを消費した、そしてそれからだった。
二人は寝た、日向は次の日はお菓子だけでハンバーグは食べなかった。だがハンバーグの仕事から二日後夕食に妹と一緒にハンバーグを食べて満面の笑顔になった。
魅惑のハンバーグ 完
2018・7・24
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