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魅惑のハンバーグ
第一章
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               魅惑のハンバーグ
 朝熊日向は友人の如月夕也を誘って芸能界入りし今では彼とアイドルユニットを組んで活動している。
 タレント活動の状況は上々で元気で明るく爽やかなキャラクターも評判で仕事はひっきりなしに来ている。
 その中でだ、彼はマネージャーが持って来た新しい仕事の話に目をこれ以上はないまでに輝かせていた。
「それ本当ですか?」
「うん、今度の仕事はね」
「美味しいお店の紹介で」
「ハンバーグ特集なんだ」
「それいいですね」
 日向はマネージャーに目を輝かせたまま言った。
「俺ハンバーグ大好きなんですよ」
「だからだよ」
 マネージャーも日向に笑って応えた。
「今回の仕事持って来たんだよ」
「そうなんですね」
「それで一緒にお菓子もするけれど」
「そちらは俺ですね」
 ユニットのもう一人如月も応えた。
「俺がお菓子が好きだからですね」
「うん、それでね」
「お菓子の特集もやるから」
「この仕事受けたんだ、それでね」
 マネージャーは二人にさらに話した。
「二人共ハンバーグもお菓子も好きだよね」
「ええ、はっきり言えばどっちもです」
「好きです」
 二人もマネージャーにこう答えた。
「どちらも食べられます」
「それも嫌な顔せずに」
「だから二人共出てね、けれどそれぞれの好物の時は」
 ハンバーグなりお菓子なりというのだ。
「メインでいくからね」
「わかりました」
「それじゃあその風に」
 二人共マネージャーに明るく応えた、そしてだった。
 この日の昼食は某ハンバーガーのチェーン店に入った、そこで日向はハンバーガーを何個も勢いよく食べるが。
 その彼を見てだ、如月はこう彼に言った。
「ハンバーグの仕事入ったけれどな」
「どうしたんだよ」
「そのすぐ後でか」
「ハンバーガー食うのかっていうんだな」
「それも何個もな。俺も食ってるけれどな」
 それでもというのだ。
「御前俺より食ってるからな」
「俺ハンバーグ好きだからな」
 こう返してだ、日向はチーズバーガーに美味そうにかぶりついた。そうして元気に食べるつつ言うのだった。
「だからな」
「今みたいにか」
「美味しく食えるんだよ」
「そうなんだな」
「ああ、それで今度の仕事もな」
 ハンバーグのそれもというのだ。
「楽しくな」
「食えるんだな」
「そう、そしてな」
「そして?」
「どんなハンバーグ出るだろうな」
 今度は仕事の話だった。
「一体」
「それは色々だよ」
 当然マネージャーもいる、マネージャーもハンバーガーを食べながらそのうえで日向に対して言ってきた。
「上にチーズ乗せたのとか和風とかね」
「あっ、そうなんですか」
「勿論上に目玉焼き乗せたのもあるし
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