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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百二十二話
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こくん、と三人が頷く。

「勉強会の時に毎回飲んでもらうよ。
そうすれば、二年半で背が低めの高校生くらいにはなれるはずだよ」

「本当、ですか?」

「うん!気功もあるから更に伸びるかもね」

「お兄さんを抱っこできますか?」

「余裕だよ!気功があるから筋力もね!
あと毎日豆乳のんでもらうよ!」

「「「とーにゅー?」」」

「たんぱく質が多いし女性ホルモンに似た性質の大豆イソフラボンが多く含まれてるからね」

「「「???」」」

「要するにおっぱいが大きくなりやすくなるよ」

「「「!」」」

束の甘言に対して、三人は錠剤を受けとるという事で返答した。

「あ、豆乳注ぐからちょっと待ってて」

束は買い物袋から豆乳を出して、量子展開したコップに注いだ。

「さぁ!ぐぐっとやっちゃって!」

豆乳をあおる三人を見る束の口元は、企むようにつり上がっていた。














一週間と少し経って。

シルヴヴァインのオフィスにて。

<数日若を見ていてわかったが、若は『かわいい』服でなく『美しい』服なら着るらしい。
『星空のドレス』や『蒼穹のドレス』は着てくれるが先日娘が頼んでいたメイド服は着なかった>

ヴィッサリオンはペンを置き、伸びをした。

「これでよし…」

「おやアンタ、何を書いているんだい?」

「ブリュンヒルデから頼まれた若の観察日記」

「………………………………そうかい」

フィーネはヴィッサリオンを一瞥して出ていった。

「解せぬ」

きっとここに一夏がいれば『解せ』と言っただろう。

「ま、いいか…」

ヴィッサリオンが時計を見ると、娘達が帰ってくる時間だった。

その日ヴィッサリオンが帰って来た娘達から受け取った写真には、羞恥で顔を赤くしたネコミミメイドが写っていたとか写ってなかったとか…

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