猫娘と期末試験編
NO.066 ショッピングモール後の対応
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ど、今後は生徒も標的にされるかもしれないから用心をしておいたほうがいい」
「うん、分かっているさ」
「それと……緑谷さんの件なんだけどね。興味深い内容が聞けた」
「興味深い内容……?」
「うん。死柄木弔は緑谷さんの傷を治す個性とは別のオートヒール能力を知っていた。話に聞くフォウという猫の個性はほとんどが把握されていると思ったほうがいい」
「まさか……」
「ああ。生徒たちの中で一番狙われる可能性が高いのは彼女だと僕は思っている。だから少しでも対策は立てておいて損はないと思うよ」
「そうか……やはりもうあちらにも緑谷ガールの事は把握されてしまったという事なんだね。分かった。そこ等辺も会議で話し合っておくとしよう」
オールマイトはもうそれだけでオール・フォー・ワンが出久の事を狙っていることを把握した。
他にどんな目的があろうとなかろうと優先的に守らないとという誓いを立てた。
「よろしく。……まぁ強い光ほど闇が濃くなるっていうけど、雄英を離れることも視野に入れておいたほうがいいと思う」
「…………雄英教師になってまだ三か月とちょっとだぜ?」
「そうかもだが……ほら、やっぱり君には向いていないと思うからね」
それで二人は少し静かになった後に、
「……俊典」
「うん?」
「オール・フォー・ワン……今度こそ捕えような」
「うん。今度こそな……またよろしく頼むな塚内君」
「おう!」
週の始まりのホームルーム。
そこでは相澤が今回の件に関して教師陣で話し合った結果の話をしていた。
「と、まぁ……こんな事があったわけで……例年使わせてもらっている合宿先を急遽キャンセルするっことにした。当日まで行先は発表しない運びで行かせてもらう」
しおりをわざとらしく破りながらもそう言った。
それに対して生徒たちの反応はというと、様々だがまぁ仕方がないかという感じで纏まっていた。
そんな中で、爆豪が出久に話しかける。
「おいデク。てめぇ本当になにもされていないんだよな……?」
「う、うん……傷は負わなかったよ」
「そうか……あのイカレ野郎。今度会ったらぶち殺してやる」
「あ、あはは……」
話す内容は物騒だが心配されている事に嬉しく思う出久であった。
「あ、そう言えば爆豪に轟。お前たちに送った例の写真はあの後どうしたんだ……?」
切島の質問に二人は途端に油汗を浮かべながらも、
「てめぇ! いきなりあんなもんを送ってくんなや!!」
「まぁ多少は驚いたが似合ってはいたがな……」
二人の反応の差はあれど、二人の反応を見て全員はニヤニヤとしていたのであった。
「なんだぁ? てめぇら何か言いたげだな……?」
『いやいや、なにも……?』
そんな感じ
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