暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ゲスエロス
22話→家族(後編)
[6/6]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
一夏がその言葉に理解を示し、警戒心が薄れたと同時に、彼女は笑みと共に言葉を重ねた。

一夏の欲しい言葉を。

「…………太郎の七年前のこと、知りたいんでしょう?良かったら教えてあげるけど?」

「知りたい!」

その言葉に飛び付く一夏を、満足そうに見ながら、彼女は言った。

「なら教えてあげる…………ほら、この手をとって?」

少女はそっと、一夏に手を差し出した。

「…………ああ!」

もはや、少女の正体など、気にならない。

知りたかった事を教えてくれるならば、彼女が何者でも構わなかった。

一夏は、彼女の手を握った。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ