2話
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side水蓮
私はある御方に使えている。その御方は唯一無二の強さを誇り、それをはなにかけない。そんな素晴らしい方だ。神に対して言うのは少しおかしいかもしれないが天は二物を与えずとはまさにこのことだと私は思っている。
私も八百万の神に数えられる者だ。戦女神であり、階級は最高神。
階級とは神の持つ神格によって異なる。
下から
下級神
中級神
上級神
最高神
となっている。
しかし、実際にはその上が確かに存在する。一人だけだが・・・・・
そしてその一人こそ私の使える御方なのだ。神格は神王である。
長話をしてしまった。まあ、兎に角あの方はとても凄いのだ。
さて私には今一つの気がかりがある。それは赤龍帝だ。名は確か兵藤一誠。私はその男が気に入らない。そもそも神、それもあの御方に対して人間の分際で馴れ馴れしく話すというのが間違っている。私は人間が嫌いだ。いや、とてつもなく嫌いだ。下等生物の癖に神に対する信仰心が薄い、それに神でもないのに自然を壊すし争いでも人間達の兵器は自然を駄目にする。争うのは良い。あんなゴキブリ同然の生物などさっさと殺し合い、滅んでしまえば良い。だが、それに自然まで巻き込み神を困らせるなど本来あってはならない。それが神に作られた者の責務だ。更に気に入らないのは最近流行っている俺つえーなるものだ。フィクションとはいえ人間が神を越えるなど万が一いや億が一にもあり得ないのにそれがある。まあ、色々言ったが、私だってすべての人間が嫌いという訳ではない。もちろん信仰してくれる人間もいるから一概には言えないのは確かだ
おっとまた話がそれてしまった。何が言いたいのかというとなぜあの方が兵藤一誠という人間に興味を持っているのかが不思議だったということだ。
そういえば人間の所に潜入し監視せよとのことだったな。あの方の頼みなのだから人間の所へ行くのも平気だ。褒められる様に頑張るとしよう。そしてあわよくばそのままゴールイン///とそんな都合の良い話ある訳ないか。はぁ。ま、期待に添えられるように精一杯やろう。
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