十章『準備』
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ベルナ村、オトモ広場
「まぁともかくだ、今日俺は古代林でナルガクルガを狩ってたからもう疲れてるからな、だからごめんけど明日でいいかな?プルルート」
「わかった〜、ちゃんとりょうくんもあさに起きてね〜」
「勇次郎さんも、今日はこれでお開きにしてもらえませんかね・・」
「わかった。俺もここで色々と調べてみたいものがあるからな」
「調べたいものですか、具体的にどんな?」
「この世界の歴史、自然、そしてあらゆる動物等だな」
「へー・・・歴史もとかちょっと以外ですね」
「知らないことを調べることも必要だ」
「そうなんすか・・」
以外そうな顔になる良之助とプルルート。ひとまず、これにて一日目の災難が幕をとじた。(解散とは言っていない)
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龍歴院本部、院長室
首席員「本当に・・・良かったんですか?彼を良之助さんのもとにいさせて」
院長「こうもしないといけなかったんだよ・・・私だって正直に言って今ある現実を受け入れきれないんだからさ」
深刻な顔つきで話し合う二人、それもそのはず、たった一人の大男の襲来のせいでベルナ村にいるほぼすべての住人が恐怖に陥ってしまったのだ。
「・・・で、彼について調べたかね?」
「今のところなにも情報が上がっていません」
「なにも、ねぇ・・・」
ますます不審に思う二人。ただある結論がでたのだ。
「・・・まさか、《あちら》・・・からの・・・」
「・・・唯一の考えだが確率が高いね」
《あちら》、良之助と勇次郎が出てきたあの場所の世界の扉のことた。
その扉について知る狩人界の人物はこの二人に村長、ほかごく一部のギルドナイトだ。
「・・・お前さんにとってまた他にも来る確率はどうなってんだい?」
「私もあの場所、つまり科学界の洞窟の入口から外を見てみたのですが、極めて難関でこちらの住民でも難しいでしょう」
「しかし、0ではない、か・・・」
はーっ、と頭を抱え込む院長。
「 とにかく、今は彼を任せられる人物は良之助以外にはいないね、わかってると思うけど狩り場からの監視も忘れずに」
「了解です」
また溜息を吐く院長、彼女が見渡す空はとっくに沢山の星がきらめく時間となっていたが、月は知ったことでないと言わんばかりに雲に隠れていた。
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翌日
ベルナ村
「良之助さん、お待ちしてました、話しは
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