第50話 新たな技
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らロランス少尉が現れてオリビエの溝内に剣を叩き込んだ。
「ぐっ!?……ふっ、引っかかってくれたね」
「何……!?」
オリビエとロランス少尉の足元に時計の形をした魔法陣が現れる、するとその周囲の時間の流れが遅くなった。
「自身を囮にしてクロックダウンを狙ったか」
オリビエを蹴り飛ばしたロランス少尉は冷静に判断して再び分け身を生み出した。動きが多少ぎこちないがその圧倒的な身体能力は未だ健在のようだ。
「今だ!オリビエ!!」
「今こそ僕たちのコンビクラフトを……!」
「「ダブルインパクト!!」」
竜神功で身体能力を上昇させたジンと切り札の銃弾を銃に入れたオリビエがロランス少尉と分け身目掛けて必殺の一撃を放った、二人の放ったエネルギー弾は途中で一つになり龍のような形になってロランス少尉に向かっていった。
「そう来たか……だが!」
ロランス少尉は分け身を盾として自身の前に立たせた、ダブルインパクトが直撃して分け身は消えてしまったがロランス少尉は多少ダメージを負ったくらいだった。
「やぁぁぁ!!」
そこにエステルが現れてロランス少尉に攻撃を仕掛けた、だがロランス少尉はそれが分かっていたかのように大剣を振り上げていた。
「そう来るのは予測済みだ!」
エステルに攻撃が当たると思ったその瞬間、エステルはその場から消えてしまいロランス少尉の攻撃は空振りしてしまった。エステルはロランス少尉の少し離れた場所に姿を現しておりさっきエステルがいた場所は地面に螺旋状のヒビが入っていた。
(もしかしてエステルは回転の力を利用して高速移動したの?)
俄かには信じられないような話だがエステルは実際にやってのけた、土壇場で凄い事を思いつくものだと感心してしまった。
「ヨシュア!」
「行くよ、エステル!」
攻撃が空振りしたロランス少尉のスキをついてヨシュアが攻撃を仕掛けた、すると続けざまにエステルが高速の突きを放ちロランス少尉の動きを止めた。
「これで……!」
「トドメよ!」
そして最後に3つの残像に分かれたヨシュアが右・左・上から攻撃を仕掛けてエステルがトドメに重い一撃を放った。
「「太極無双撃!!!」」
2人の放ったコンビクラフトはロランス少尉を見事に捕らえて場外まで弾き飛ばした。
「しょ、勝負あり!蒼の組、ジンチームの勝ち!」
審判の言葉に一瞬会場が静かになった、でも直に大きな歓声が起こり会場を飲み込んだ。
「や、やったああああっ!!!」
「勝った……勝てたのか……」
「はぁはぁ……さ、さすがに疲れたねぇ……」
「ふぅぅ…………
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