第50話 新たな技
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よ!」
「……何がだ?」
「しらばっくれる気!?明らかに手を抜いているじゃない!実力で負けるならともかくこんな風に遊ばれるなんて納得いかないわ!」
エステルも明らかに手を抜かれていると分かったのか怒った表情を浮かべていた。
「悔しいのなら俺に攻撃を出させるだけの実力を見せてみろ」
「!ッ……だったらこれならどうよ!」
エステルはクラフト「旋風輪」で攻撃を仕掛けるがロランス少尉は難なくとかわした。
「ふん、芸がないな」
攻撃をかわしたロランス少尉は隙をついてエステルに攻撃を仕掛けようとしたが、エステルは回転したままスタッフを地面に立ててその回転を活かしてロランス少尉に蹴りを放った。
「なに!?」
エステルが見せた事のない打撃技を使い、ロランス少尉は防ぎはしたがこの試合で始めてまともなガードを取らされた事に驚いていた。
「ヨシュア!」
「了解!」
エステルの背後からジャンプしたヨシュアをエステルがスタッフを使って大きく上昇させた、そして勢いを付けたヨシュアがダガーを振るったがロランス少尉はそれを剣で防いだ。
「まだだ!真・双連撃!!」
ヨシュアは攻撃を当てたダガーの上にもう片方のダガーを振り下ろして衝撃を与えた、いきなりの衝撃に流石のロランス少尉も威力を分散させきれずに体制を崩してしまった。そこにエステルがロランス少尉の背後に回り込んで金剛撃を叩き込んだ。
「ぐうっ……!?」
エステルの攻撃をまともに喰らったロランス少尉は大きく後退させられた。
「驚いたな、まさかそんな戦い方をしてくるとは思わなかったぞ」
「ふふん、こっちには頼れる味方がいるのよ」
驚いたと言うロランス少尉の言葉に対してエステルは得意そうに話した、エステルは元々八葉一刀流の螺旋の型を極めたというカシウスから戦い方を学んだらしくその動きには回転を活かす動きも取り組まれていた。そこにリィンが回転を活かした体術などをエステルに教えた事でエステルの戦い方の幅は大きく上がった。
ヨシュアがさっき使った技も元はリィンの絶技『双雷』を応用させた技だ、双雷は太刀で攻撃をして防がれた時に自分の太刀に鞘をぶつけて衝撃を与え敵の防御を切り崩す技でリィンはこれをヨシュアに教えた、まああくまで八葉一刀流の技術としてね。
「面白い、なら俺も切り札を使わせてもらうとしよう……『分け身』」
ロランス少尉が武器を構えると少し離れた場所にもう一人のロランス少尉が現れた。
「なにあれ、残像かしら?」
「エステル、油断しないで。攻撃を仕掛けてくるのはあくまで本物だけだ、そのタイミングを見逃さないようにね」
「了解、あたしは
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