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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第百十二話 一つの時代の終焉です。
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末はどうするんだ?もし暇だったら合コンにつきあえよ、いい子がいるんだぜ〜。」
「先輩はまたその話ですか、こりないですねぇ、何度失敗すればいい加減わかるんだか。」
「あんだと?!」
その時だった、アラームが防空監視システムを騒がせたのは。
「どうした!?」
「高、高エネルギー反応です!!衛星軌道上、自由惑星同盟の包囲艦隊から発せられています!!反応目標、本星です!!!」
居並ぶ者は一瞬皆固まっていた。何を言われたのかわからない、いや、あまりにも突拍子もないことを言われて、わかりたくはないと脳がその受け入れを拒否し続けているようだった。
「自治領主府に緊急事態を知らせろ!!」
指令室長が叫んだ。そう叫んだ後で誰しもが一瞬固まったのは、既に自治領主府に知らせるべき対象の人間が誰一人として残っていない事に気が付いたからだ。
「自治領主府には知らせなくともよい。惑星全体に緊急警報を発令!!シェルターに避難するように言え!!同時に可能な限り全通信回路を開いて交渉を求める通信を送れ!!」
矢継ぎ早の指示と怒号が指令室内に満ちた。
「そんな馬鹿な――!!」
喧騒を破って、悲鳴のような声が聞こえた。一人の管制官が信じられない様子で固まっている。
「イ、 イゼルローン級主砲に加え、更なる高エネルギー反応!!そ、そんな・・・信じ
られない!!」
管制官の声に周囲の人間が集まってくる。そしてそこに表示された数字を見て固まった。
「エラー・・・じゃないのか!?」
「信じられない・・・・。イゼルローン級主砲の・・・・100倍を超える反応のエネルギー規模だぞ・・・・。」
「エネルギー反応加速!!さらに急速に上昇中!!!」
管制官たちの視線はディスプレイから漆黒の宇宙へ推移した。
そこには太陽の光点ともいうべきオレンジ色の光が発光していた。
要塞アーレ・ハイネセン外縁部――。
シャロンの身体が生身であるにもかかわらず、宇宙に出ている。彼女の身体からは凄まじいオーラが噴き出ており、それが宇宙服のような防護の役割を果たしているのだ。
「フッ・・・・。今更ね。どうしようもないわ。」
慌てふためいて通信を求める信号が送られてくるのをシャロンは感じ取っていた。シャロンの指が一点を指す。その先には惑星フェザーンが宇宙に浮いている。
シャロンの指がその惑星をなぞるように動く。今彼女がオーラを解放すれば、インドラ・アロー主砲を遥かに凌ぐエネルギーが惑星に向けて発射され、同時に包囲艦隊からも主砲が惑星に降り注ぐことになっている。包囲艦隊の砲撃システムは既にシャロンがオーラで管制下に置いており、各艦に搭乗している者はどうあがいてもこのシステムを解除できない仕掛けになっていた。
もっとも――。
そのような事をするものは皆無だったが。再度シャロ
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