ゲーム鑑賞
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戦いを終生一度あるかないかと想像すらできなかった自分があまりに腹立たしいッッ。レグルスゥゥゥッ!!』
『ハッ!』
『よし、ではいこうか。俺は今日この場を死線と断定するッ!殺しても恨むなよ、兵藤一誠!!』
画面越しにも眩い、黄金の光が弾ける。
『我が獅子よッ!ネメアの王よッ!獅子王と呼ばれた汝よ!我が猛りに応じて、衣と化せェェェッ!!』
フィールドを震えさせながら、周囲の風景を吹っ飛ばし、弾ける。
―――そこにいたのは、金色の王。鬣を思わせる金毛、胸に獅子の顔を模した全身鎧。
「…バアルの―――滅びの、獅子王」
思わず口をついて出た言葉。それがストンと、納得したかのように心に滑り込む。
赤龍帝の打ち込みを、軽く受け止め、返す一撃だけで、昏倒させる……
「……怖いね。一撃当たれば、私達なら即死」
「そうだな。一撃も当れない…怖い怖い…ん?」
曹操の言葉に疑問が混じると同時に、画面の中では理解できない光景が広がる。
……リアス・グレモリーの胸が、光っている?そして高らかに「おっぱい」を連行する子供たち。………なにこれ?
「……これは、これは」
そんな光景を、さらに塗り替えるデタラメが……起こる。
倒れていたはずの赤龍帝が、立ち上がる。今までの赤い鎧ではなく、紅の……真紅の鎧に、身を包んで。
『―――「真紅の赫龍帝」と言ったところか。その色は紅と称された魔王様と全く同じもの。―――リアスの髪と同じ色だ』
『―――俺はッ!俺を求める冥界の子供たちと、惚れた女の目の前であなたを倒すッ!俺の夢のためッ!子供たちの夢のためッ!リアス・グレモリーの夢のためッ!俺は今日あなたを超えるッ!俺はリアス・グレモリーが大好きだぁぁぁぁああああっ!』
―――無茶苦茶だ。あんな非常識な出来事、理解を超えた出来事によって、劇的にパワーアップするなんて。こんなデタラメな奇跡、見たことがない。
だけど―――民衆を自らの想いで魅せ、民衆の声援によって再び立ち上がる。
それは………ああ、なんて、英雄的で、眩しいのだろう。
――――――――――――――――――――――――――
フィールドを破壊しかねない壮絶な迫力で行われる殴り合い。見るものを熱狂させ、沸かせ、魅せる。そんな戦い。
殴って、殴られて。ただそれだけの戦いが、こんなにも心を震わせる。
ただただ、夢をかけて殴り合うだけの赤龍帝と獅子王は―――楽しそうだった。
赤龍帝のフェイントが入り、殴り飛ばした獅子王に莫大な魔力砲撃が叩き込まれる。…決着だろうか?獅子王がクレーターの真ん中に、倒れている。
「――いや、まだだ」
曹操の言葉に反応するように、徐々に手
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