ep24 報いを受ける時
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が射出された。世界に5つしか存在しないオリジナルの太陽炉は、恒星に反射して黒い外装を光らせる。
敵軍に太陽炉が渡るのは何としても避けなければならない。いずれ国連軍に捕捉されると見越したアレルヤは、仲間が太陽炉を拾う方に賭けた。
「報いは受けるさ。でも、まだ死ねない……」
コクピットの中は、アレルヤの血液とヘルメットのバイザーの破片、薄い煙がたゆたう。そんな雑多な空間の主は、血に汚れていない目をゆっくりと閉じた。
意識が途絶える寸前、瞼の裏に映った白い髪の少女を見た青年は小さく微笑む。
生きていれば、いつかまた会えるのだと信じて。
終
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