暁 〜小説投稿サイト〜
モンスターハンター勇次郎
八章『狩猟ルール』
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
るとターゲットが昏睡状態になり捕獲成功となります」


「その四、クエスト終了後受付嬢に報告する。こちらは成功失敗、もしくはリタイア問わずですね。失敗した際はなにも手に入らないのは当然ですが成功したときは様々な報酬が手に入ります。報酬金はもちろん、契約金が倍になって戻ってきたり、そのターゲット等の追加素材が手に入ります。それらも売ることができますがまず集めたほうがずっといいですね」


「それとターゲット外の大型モンスターの狩猟もきちんと報告してください。そちらも方もフリー報酬で素材が来ます」


「説明が長くなりましたが大まかな流れはこんな感じですね。まとめますと・・・

一、受付嬢からクエストを受ける

二、猫飯を食べる

三、現地に行き、支給品をもらってターゲットを確保する。

四、成功か失敗、リタイアして終了し、村に戻ったら、受付嬢に報告する。

です。 ちゃんとこの流れ守ってくださいね。勇次郎さん!」


と、強調。勇次郎はというと・・・




「あぁ、よくわかった」


あっさりと受け入れた。


「あーよかった。じゃあ今度は武器を選びましょうか、とりあえず説明しやすいのを紹介しますね」


良之助は後ろにある沢山の武器の前に立ち、ある武器を手にした。




それは、刃の長さだけでもとっくに人の身長は確実に超してある、まさに《刀》と印象付けるものだった。


「おっ」




「この世界にも刀がなんとあるんです。一般的には《太刀(たち)》と呼ばれる武器で、武器の種類上結構スピード重視なんですよね。この世界ならではの説明ですが・・・」


「まぁまず俺なりに説明しますね。太刀は大剣よりも全然薄くて、身幅も細いですから攻撃を防ぐことも出来ないし、精々『流す』くらいですかね・・・鍛冶屋さんに聞いてみれば『洗練された造りだが横からの衝撃に弱い』とのことです。昔は大剣と同じように扱ってたらしいですけどね(苦笑)」


「しかしその分ずっと軽量でリーチも長く、一発のダメージもそれなりに高いですからハンターの武器の中では扱いやすい方ですよ」


「もっとも、科学界の人にとってはどうしても、余りに長すぎると思いますがね。あっ、長すぎて鞘から出せないんじゃないかと思いますが、鞘の峰のところは常に開いているので安心してください」


そういうと鞘に納まった太刀を勇次郎に渡す。勇次郎はなにも言わず、手に取ってくれた。


そのあと良之助は『背中に掛けて抜刀してみてください』といい、勇次郎もまた黙ったまま良之助の言うことを聞き、背中に太刀を背負った。


シャキン




「・・・・・立派だ。お前の大剣といい、この世
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ