八章『狩猟ルール』
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ベルナ村、オトモ広場
「勇次郎さん、あなたが科学界で狩りに慣れているということはもうわかりました(飛行船で村に向かってるときに聞いたから)。しかしですね、わかってると思いますがこの狩人界の仕事の流れはあっちと全然違いますからよく聞いてくださいね。正直言ってあっちの仕事の流れよく知らないけど」
良之助は広場にある練習場で武器がおいてあるところに近づいた。
「その一、受付嬢に話してクエストを受注する。基本的には集会場っていうギルドにいる受付嬢さんからクエストこと仕事を選ぶ。そして選んだら契約金を払って正式的な受注をしてもらう!」
「細かい話になりますが、契約金は現地で他のハンターと取り合いにならないために作っています。つまり簡単に言えば先に契約金払えば、ターゲットを自分だけが捕れるということです」
「それと、その際に受付嬢は契約金を出した人の特徴をしっかりと観察しています」
「顔はもちろん、その人がつけている防具、武器も覚える技術も持っているし、なによりあとでメモりますからね」
「つまり勇次郎さんッ、防具なしで、ましてや武器も持たないで狩りに行くなんて色んな場所で問題がおきますからね!?」トイウカマズロンガイデス!
「俺たちハンターはモンスターから剥ぎ取ったりした素材を使って装備を作っています。そして身に付けている装備は自分の実力を示しているものでもあり、一般人から組織上、上の立場にいる人たちへの信頼を示すための証拠でもあるんです」
「だからいくらハンターランクという階級が高くても、まともな装備をしていなかったら、超有名人じゃなければ不審に見られたりするんです」
「それに・・・防具なしはともかくして、武器なしはもういろいろとアウトです。まず素手で狩るなんて・・・狩れたとしてもターゲット等の研究班の調べで『このモンスターを狩ったハンターの武器はなんだ?』とか言われて、素手で狩ったなんて言ってもまず信じてくれませんよ?」
「最悪この世界の警察ことギルドナイトにも不審に見られちゃいますからね・・・」
「だから勇次郎さん、あなたには武器を使いこなして貰いたいんです!!素手で狩るなんて正気の沙汰じゃありません!お願いですから手に武器をとって狩ってくださいね!?ホントにこの世界のモンスターマジで強い上固いですから!!」
「・・・・・」
笑いを絶やさないまま話を聞く勇次郎。良之助は大きく不安を感じる。
「・・・とにかく、武器についてはあとで選びましょう。それと基本的に狩りを行う際は4人までとなっていますが、受注した人は人数を限定することができます。まぁ龍歴院からの任務からだと強制的に俺と二人
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