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デート・ア・ライブ〜崇宮暁夜の物語〜
デート 後編
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、まあね』

「その場所って教えてもらったりできますか?」

『−−駄目よ。たとえ、成果を上げているからって、アンタは私の大切な部下よ。危険な目に遭わせる訳にはいかないわ』

その言葉には有無を言わせないものがあった。部下のことを大事に思っていることにはとても感謝している。それでも、暁夜にも譲れないものがある。

「−−分かりました。 協議が終わったら、結果だけ教えてください」

『ごめんなさいね。 アンタが『精霊』の事を恨んでいるのは知ってるのに。でも、それ以上にアンタには死んで欲しくないの』

「ええ、分かってます。 燎子さんが俺達のことを大切に思っていることは。でも今回は恐らくですが危険な目には遭わないと思いますよ。『プリンセス』の隣には一般人である士道がいるので」

『どういうこと?』

燎子が疑問を浮かべる。

「そのままの意味です。士道は『プリンセス』の枷みたいなもの。もう少しわかりやすくいえば、精霊を制御できるというわけです」

『『精霊』を制御出来る?でもおかしいわよ。 今までにそんな情報はなかったわ』

「そりゃそうですよ。 俺も昨日知りましたからね。ですんで、場所だけ教えてください。 討滅はしません。どうやら今は何もしないみたいなので監視だけでも」

『はぁ、分かったわ。一応、武装だけ送ってあげるから、今から高台に来なさい。 そこで合流とするわ』

「ええ、迷惑かけます」

暁夜は最後に謝罪の言葉を残して、通話を切る。そして、携帯をしまった後、試着室の中にいる折紙に声をかける。

「おーい、そろそろ決まったか〜?」

「−−ちょっと来て」

「・・・どうしたんだ? 折紙」

折紙の声に試着室に近づくと、試着室の中から手が伸び、

「・・・へっ!?」

変な声を上げた瞬間、引きずり込まれた。その勢いそのまま、硬い何かに顔面をぶつけ、顔中に熱を帯びた。暁夜は顔面を押さえながら、立ち上がると共に、背後を振り返ると、

「な、なんて格好してやがんだ・・・っ!? 折紙!」

そこには、上半身は何も身につけず下半身を黒の下着で覆った姿の折紙が立っていた。しかも恥ずかしげもなく、柔らかそうな胸を隠そうとしない。 寧ろ、見てと言わんばかりに折紙が近づいてくる。暁夜は自身の身体が頭が熱くなっていくのを嫌という程に感じた。慌てて逃走を図るが、シュパッ、と風を切るような音と共に、片腕を絡め取られ、床に叩き伏せられる。

「・・・んぎゃっ!?」

「−−逃がさない」

後ろから跨り、折紙が耳元でそう囁いた。

「あの・・・その・・・まっ−−」

「大丈夫。 すぐ楽になる」

折紙のその声を最後に、暁夜の悲鳴というよりなにかイケないような声がランジェリー
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