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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第38話 イッセーの苦難、祐斗の仇を見つけます!
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は悍ましいものだったのかもしれない、だがその計画があったからこそ聖剣の研究が進み今では聖剣を自在に操れる人材まで作れるようになった。
何かを犠牲にして技術が発達して文明が繁栄していく、これは人間の歴史そのものだ。IGOだって人体実験や生命を人工的に生み出す技術……表には決して出せないことをしている、それが必要な事だとは理解できるがそれで犠牲になった者たちが納得するわけがない。動物たちは喋れないだけで人間に憎しみを持っているのかも知れない、でもそれを俺たちが知るすべはない。あったとしても見てみぬフリをするかもしれない。
(何が正しいのか何て誰も分からねえよな……)
祐斗はそれらで実験に使われた動物そのものだ。聖剣によって仲間を奪われた悲しみを本当の意味で理解してやることは俺にはできない、ゼノヴィアもそれを理解しているからせめて仇だけでも討たせてやりたいと祐斗の意思を尊重してくれたのかもしれない。
「あ、あの……聖剣計画とかバルパー・ガリレイとか一体どういう話なんですか?私、ちょっと話についていけなくて……」
そんな時だった、話を聞いていたアーシアが困惑した表情で聖剣計画について尋ねてきた。そうか、俺と小猫ちゃんは祐斗から話を聞いていたしゼノヴィアとイリナは教会関係者だから知っていたがアーシアだけは知らないんだったな、でもこれを話すという事はアーシアに教会の汚い部分を見せつけるも同じ事だ。この子にそれを伝えてもいいのだろうか……?
「アーシア、聖剣計画というのは教会の裏側で起きた事件の事だ。つまりアーシアにとって辛い話になるかも知れない、それでも聞きたいのか?」
「覚悟はしています、私だけが何も知らないのは嫌です!」
「……分かった、聖剣計画というのはな……」
俺はアーシアに聖剣計画について知っていることを全て話した。
「……という訳だ」
「そんな……教会が、主に仕える者たちがそんな悍ましい事をしていたなんて……」
ショッキングな話の内容にアーシアは困惑した表情を浮かべた。やっぱり話すべきでは無かったか……
「大丈夫か、アーシア?」
「……イッセーさん」
アーシアの肩にそっと手を置くと、アーシアはその手を握り返して俺に抱き着いてきた。
「イッセーさん、どうして人はこんなにも酷い事が出来るんですか?それも主に仕える存在たる者たちがどうしてそんな……」
「アーシア、辛い事を言うかも知れないが組織という物は大きくなればなるほど裏で何かをしているものなんだ。それはきっとどこも変わらないと思う」
「じゃあ私が追放されたのも私の信仰心が低かったからじゃないんですか?」
「ああ、きっとアーシアにいられてはマズイ事が教会にはあったんだろう
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