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モンスターハンター勇次郎
六章『シンクロニシティ』
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災害?




「・・・・・・古龍《らしき》ものが近づいて来てるのかな?」


一人の老婆が口を開く。彼女はこの龍歴院集会場のギルドマスターであり龍歴院の院長である。


「え、・・・・・古龍・・・ですか?」


偶然近くにいた受付嬢が言う。彼女もまた謎の恐怖に臆していた。


「古龍《らしき》、だ。・・・・けど、このなにも言い様のなに恐怖・・・私も初めてだね」


一体なにが来るのか・・・


院長は狩人たちに、下手に動くことなくその場でじっとするようにといい、それ以降院長自身もじっとしてしまっていた。






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上空、龍歴院特製飛行船。



「いいですか勇次郎さん。いくら強そうな相手が現れてもむやみに突っ込まないでください。危険なことはもちろん、なんと言うか・・・自然を破壊しつくす感じがあって怖いから・・・」


「・・・フッ」


「・・・・・あの、聞いてます?」


平然と会話を進める狩人の良之助。しかしこの飛行船を運転しているアイルーは今にも恐怖で押し潰されそうな状態となっていたのだった。




「あれ?アイルー大丈夫?」


「なななななんでもないニャ、単に死にそうなだけだナャ」


「ん?なんだって?『ナャ』?どう発音するのそれ?」
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