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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百十九話
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「さて…鈴の家と弾の家どっちから行こうか…」

「んゆぅ…おにーちゃん…?」

帰国二日目、俺はベッドの中で土産を渡す計画を立てていた。

暦さんの家は帰り道にあったからいいが、鈴と弾の家は少し離れている。

『取り敢えず鈴の所行ってあげなよ』

「そか、じゃぁ皆で。円香、朝ご飯食べて少ししたら…」

ずん!と腹に重みを感じたと思えば、ペチペチ体をたたかれた。

見れば橙が実体化していた。

橙が実体化してるって事は俺の猫耳は消えてるって事だ。

いや、うん…昨日は酷い目にあったからな…

ほんと、無邪気っておそろしい…

「ますたー。バカでしょ?」

「えー…円香を鈴に会わせてやりた…
ひゃにをひゅる」

鼻をつままれた。キュッて。

「ねぇますたー、本当にバカなの?」

「いやだから何がだよ。まさか鈴が俺に惚れてるとでも?
無い無い。俺は織斑一夏だけど織斑一夏じゃない。
そも始めにあった鈴の弄りだって治めたのは箒と月日だぞ?」

「…………チッ…フニャチン野郎め」

「あ"?」

「取り敢えず一人で行ってみれば?私は家に居るよ。奏は…どうせねてるからいいか…」










やって来ました中華鳳凰(フォンファン)。

要するに鈴のお父さんがやってる店だ。

まだ開店前だけど、連絡してあるので戸を開けて店に入る。

「いらっしゃい一夏」

店に入ると、カウンターに鈴がいた。

しかもなんか、話がありそうな雰囲気。

「どうした鈴?」

「ママが一夏に会いたいって言ってるんだけど」

「シャオシンさんが?」

シャオシン、というのは鈴のお母さんの名前で『小星』と書く。

鈴が大きくなったらこんな感じだろうな、といった感じの人だ。

「うん」

はて、何の用だろうか。

よもや娘についた悪い虫を、などという話ではないだろう。

「その話すぐ終わるのかな…」

「ママはすぐ終わるって言ってたわ」

「なら先に済まそう。悪い、土産は後でな」

「いいわよ別に。話があるのはママなんだし一夏が謝る事じゃないわ」

かっけぇ…鈴って俺よか男らしいわ…

つー訳で店の奥に通された。

案内された畳の居間に鈴より少し大きい人が座っていた。

「お、きたきた」

「こんにちわシャオシンさん」

一礼するとシャオシンさんが鈴に目を向けた。

「鈴音。ちょっと一夏君と二人で話したいから自分の部屋にいてちょーだい」

「わかったー」

鈴がとことこと歩いていった。

シャオシンさんに手招きされたので、卓をはさんで彼女の反対側に座る。

「こんにちわ一夏君。こうして面と
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